本文へ進みます

ヤマハ発動機株式会社 Revs Your Heart

サイト内検索

詳細本文

レースに関連する広報発表資料をご覧いただけます。

2006年 YAMAHAレースリリース
エバーツ、最高のシーズン・キックオフ 2006年2月16日

 S・エバーツがイタリアで開催された「スタークロス・ディ・マントヴァ」に参戦し3連覇を達成した。この中で新しいアルミフレームのヤマハYZ450FMを駆ったエバーツは、素晴らしいライディングを披露し、2006年シーズンを最高のかたちでスタートした。

 第1ヒート、エバーツは、1998年のAMA・MX250チャンピオンで、今年MX1に戻って来たフランス人ライダー、S・トーテリの後塵を拝することになった。しかし残りの2ヒートではトーテリがマシントラブルに見舞われるなど、エバーツを阻むライダーはおらず、第2・3ヒートともにエバーツが制し総合優勝を獲得した。またエバーツのチームメイトであるC・メロッテもこのレースに参戦したが、手術をした手首が完全には癒えておらず、十分な成績をおさめることができなかった。

 エバーツは、シーズン直前での勝利の喜びを次のように語った。「シーズンを勝利でスタートできるのは気持ちの良いもの。予選の結果を見るかぎりレースがどう展開するのか予想できなかったので、これはうれしい驚きだ。土曜日と今朝はコースのフィーリングがあまり良くなかった。路面が凍っていて、レースを予測できないものにしていたからだ。結果的にはすべてO.K.で、コースは時間とともにソフトになっていったし、ありがたいことにバイクも最高の状態だった。完璧なセッティングを見出すためにはもっとレースをしなければならないが、順調に進んでいる」

 一方メロッテは、十分なコンディションでレースを戦うにはまだ怪我の完治が不十分だった。「9月に受けた手首の手術の後、12月半ばに練習を再開したが、手首の負担は相変わらず大きい。痛み止めのおかげで良い感じにはなったが、世界選手権のことを最優先に考えなければならないので、不必要なリスクを冒すようなことはしたくなかった。今後は手首の様子を見るために、ペルヌ・レ・フォンテーヌかホークストン・パークの国際レースにエントリーしてみるつもりだ」とレース後コメントした。

 MX2で優勝したのはイタリア人ライダーのD・フィリッパエルツ。ヤマハのサポートライダー、A・レオク(Van Beers Yamaha)は各ヒートをそれぞれ5位、6位、7位でフィニッシュして総合5位に入り、シーズン開幕に向けて十分なスタートを切った。
 またYamaha Team RicciのD・グアネリは、第3ヒートのスタートで、他のライダーとともに転倒。ここでレースを終えた。予選を1位で通過したチームメイトのK・グンダーセンは2度のリタイアを喫した。

 K・グンダーセンは自身とバイクの状態がまだ100%ではないものの、今シーズンについて、「フロントフォークにトラブルを抱えていたことを考えれば、このシーズン初レースには満足している。もっと良くしていかなければならないが、僕は現状でもYZ250Fのパフォーマンスが十分戦えるレベルにあると思っている。自分のライディングテクニックも、この数ヶ月でもっと進歩させなければならないが、まだ100%回復していない膝が良くなればそれも実現するはずだ。世界選手権の開幕は2ヵ月先だから、そのときまでには完全になると思っている」と語った。

 D・グアネリは第3ヒートで転倒を喫したが、自身のバイク、そしてライバルたちについて十分な分析ができ、次のようにコメントした。「シーズン開幕前に良い練習をすることと、ライバルたちのレベルを判断するためにここでレースがしたかった。新しいサスペンションとその他のニューパーツを使って走ったのだが、結果にはかなり満足している。他のライダーたちがもう少し速いと予想していたが、トップグループのペースに楽についていけることがわかった。第3ヒートのスタートで転倒し、ブレーキのトラブルでリタイアせざるを得なかったのは残念だった」


ページ
先頭へ