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ヤマハ発動機株式会社 Revs Your Heart

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2006年 YAMAHAレースリリース
2006年ダカール・ラリー 3日目を終了
WR450Fのフレティーネ選手が7位をキープ
2006年1月3日

 2006年のダカール・ラリー第1日は、233台のバイクがポルテマオを目指してリスボンを出発。そのなかでダビッド・フレティーネ選手(ヤマハ)は優勝候補の一角として好走した。ゼッケンの数字の多い順にスタートしたため、12番のフレティーネは後方からの追い上げとなった。それでも、あいにくの雨やペースの遅いライダーをものともせず初日を6位で終える活躍を見せた。

 ラリー2日目はヨーロッパでの最長距離となったスペシャルステージ。スペインに入って山間部を抜け、マラガの港までの全行程115kmで、その後ここからアフリカ大陸へと渡ることになる。フレティーネは地元ポルトガルやスペインのライダーの挑戦を受けながらも冷静に計算しながら堅実に走行。レースの行方を決定するであろう厳しく不確かなアフリカのコンディションに備え、この区間をミスなく走破。総合9位で2日目を終えた。
 
 第3ステージではアフリカ大陸に上陸。ナドールから得るエルラシディアまでのこの区間は石が多い路面が続く。ダカール・ラリー初期の頃に3度、地図上に登場した場所だが、そのたびに異なるコース・レイアウトが採用されていた。これまでのGPSナビゲーション・システムがロードブックに取って代わられたため、かつて走ったことのあるライダーのアドバンテージも決して大きくない。237kmのリエゾンに続いて314kmのスペシャルステージ、さらに121kmのリエゾンを含めて合計672kmが3日目の走行距離となる。
 アフリカのビボワを午前5時半に出発、ヤマハ・モーター・フランス・イポンンヌからヤマハWR450F アフリカキット仕様を駆るフレティーネは、GPSロードブックの出力供給の問題を予見することができなかった。スペシャルステージを100kmほど走ったところで出力供給系が故障、自らのナビゲーションスキルに頼らざるを得なくなった。上位陣についていくという最大の目標に集中し、フレティーネは12位でこの日の走行を終了。総合では7位まで順位を上げた。


C・フレティーネ選手談:「今日もいい走りができた。カルデコット選手(オーストラリア)のハイペースも少しも怖くなかったしね。大変だったのは、9時20分にスペシャルをスタートしてからチェックポイントCP1までの間にロードブックの出力供給に問題が発生したこと。手で動かそうとしたが、危険すぎてとてもできなかった。だから、こうして道に迷わず完走できたことがとても嬉しいんだ。GPSシステムを使えなくなって大変だが、自分のナビのスキルを再発見できた。C・デプレ選手と一緒に走っていたが、集団を抜いたあとで彼が先に行ってしまいひとりになった。CP2のあとは砂埃に悩まされて散々だった。


 カルデコットは視界の悪いところでの走行方法に卓越していて、2004年のオーストラリアン・サファリでの彼のスピードには驚かされたが、今回はそうでもなかった。僕は体力的にも十分だしWR450Fも非常に速い。とくに、シャムロック・ラリー・レイドで整備したサスペンションが自信を与えてくれているのだと思う。ロードブックの問題に集中している間もいろいろな場面に遭遇したが、バイクはしっかりと対応してくれた。

 3日目を終了して6分くらいの遅れなら何も問題はない。一日一日をしっかり走るだけで、トップとのタイム差はあまり気にしないようにしているんだ。ひとつひとつのステージに集中することが一番大切。良い日も悪い日もあるだろうが、それがダカールさ」


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