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　モトGPに参戦しているフォルトゥナ ヤマハ チームは、負傷中のマルコ・メランドリ選手に替わり阿部典史選手（28歳）を、11月2日バレンシアで開催されるモトGP世界選手権第16戦（最終戦）に出走させることを決定した。

　フォルトゥナ ヤマハ チームから阿部選手がモトGPに出場するのは、開幕戦の日本GP、続く南アフリカGPに続き3度目。阿部選手にとっては、ワイルドカードで出場した5月のフランス、7月のドイツGPに続いて今季５度目のモトGP参戦となる。
　今季阿部選手の成績は、開幕戦日本GPで11位、第2戦南アフリカGPで8位、第4戦フランスGPで11位、第9戦のドイツGPでは10位だった。

阿部選手談話
　「メランドリ選手の代役としてバレンシアGPにエントリーすることになりました。ドイツGP以降は、レースからずっと離れていたし、バイクに乗る機会もまったくありませんでした。フィジカルトレーニングは続けていたので体力的な心配はありませんが、3ヵ月ぶりにバイクに乗るということで、プレッシャーを感じてはいます。
　日本を発ってバレンシアに向かうまえに、からだ慣らしのために2度ほどモトクロスのトレーニングに行く予定です。バレンシアでは、96年の開催初年度の予選初日に、暫定ポールを取っています。でもここ3年ほどうまく走れていないので、少し苦手意識もあるコースです。ただせっかくレースに出る機会なので、少しでもいい走りをしたい。苦手意識のことなど考えずに、とにかく全力でぶつかります」