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2002年AMAスーパークロス・東125ccチャンピオン
チャド・リード選手(豪)インタビュー
2002年10月31日

 2002年AMAスーパークロス東125ccクラスでYZ250Fを駆り初タイトルを獲得したチャド・リード選手(20歳・豪)がこのほど来日。10月27日にスポーツランドSUGOで開催された第40回モトクロス日本グランプリ・全日本モトクロス最終戦国際A級125ccクラスにスポット参戦、第1ヒート2位、第2ヒートで独走優勝の総合優勝を飾りました。
 そのリード選手に決勝前日、パドックで現在の環境、来季への抱負などを聞いてみました。


第40回モトクロス日本グランプリ大会(SUGO) 国際A級125ccクラス第1ヒート2位、
第2ヒート優勝で総合優勝を飾ったチャド・リード選手(2002年10月27日)


Q: 自分にとってバイクって何?
A: 人生の全て。小さい頃からずっとバイクに乗っているし、その頃からレーサーになるのが夢だった。家族のサポートもあったし。いつも両親がレース会場に連れて行ってくれた。最初にバイクが欲しいとねだったのは、自分だよ。それでPW50を買ってもらった。それからレースに出るようにもなって、どんどん勝って、そして今に繋がっている。人数の多い家族だけど、みんなレースが好きだよ。今はアメリカに住んでいるので家族のサポートは受けられないけれど、その代わり彼女がサポートしてくれる。4年間、付き合ってるんだ。ヨーロッパのレースも見に来てくれたんだ。

Q: 現在の生活拠点はどこ?
A: カリフォルニアだよ。アメリカでの生活は好きだよ。とにかく、僕の人生は旅ばかり。でも、違う国に行って生活するのは楽しいよ。新しい土地で、新しいことを学ぶ、これって楽しいことだよね。

Q: トレーニングは主に何?
A: ランニング、水泳、サイクリング。もちろんバイクに乗って鍛えたりもするよ。アメリカでは、専門のトレーナーについてもらっていて、彼がトレーニングのメニューを教えてくれる。もちろん練習は辛い。みんなが海で楽しんでいる時、僕は汗びっしょりになってトレーニングをしなくちゃならなかったりする。そんな時は、特に辛いね。でも、チャレンジングな分だけ、やりがいがあって楽しい。辛さも、後から得る成果がカバーしてくれるよ。

Q: 豪でのMX、GP、AMAでは何が違うの?
A: 違いというか、オーストラリアのモトクロスより、ヨーロッパの方がレベルは上で、ヨーロッパよりアメリカが上ということ。だから僕はまずヨーロッパで走った。それはモトクロス最高峰のアメリカに行くための足がかりだよ。そして次にアメリカを選んだんだ。それに、小さい時からスーパークロスをやってきたしね。スーパークロスをやっている自分は、一番自然だと思うよ。

Q: ライディングスタイルは、2スト向き? 4スト向き?
A: どちらも好きだよ。

Q: ところで02年、ナショナルMX125でランク3位。自分の評価は?
A: ものすごく大変だった。肩を脱臼したからね。よい結果が出る時もあれば、悪い時もあるっていう感じになってしまった。速く走るための“強さ”がなかったんだよね。本当に、脱臼は自分にとって、マイナスなことだった。でも、トレーニングを重ねたり、リハビリしたりして今は随分よくなった。完治したとは言えないけどね。

Q: では今年の初め、スーパークロス250ccで首位争いを展開したことについては?
A: とてもいい経験だった。開幕から3戦でポイントが取れたことは本当に自信になったよ。他のライダーがどう走るか、どのくらい速いのか、それに、自分がそこで戦えるのかがよく分かったからね。

Q: そのSX250ccでの2ストから、SX125ccでは4ストに乗り換えた訳だけど?
A: YZ250Fは本当にいいバイクだよ。スーパークロスでは、ほんといいと思った。でも、ナショナルモトクロスでは脱臼してしまったこともあり、なんとも言えないな・・・。

Q: 今季のレースを振り返ってみると・・・?
A: レーサーとして自分には何ができて、何ができないか、よく分かった。その上で、小さな積み重ねをしていくことが大事だと思う。そしてその積み重ねを次に繋げたいと思う。だから、125クラスで走った経験を、次に繋げることが大事だと思うよ。

Q: 03年からはヤマハUSチームで2年契約だが、2年契約だとじっくりレースに臨める?
A: というより、ヤマハとヤマハのバイクが好きなんだ。これからのレース人生を、ずっとヤマハと共に歩みたいと思っているよ。だから、2年間という契約を結んだんだ。

Q: ライバルは誰?
A: もちろんリッキー・カーマイケル。彼はたくさん勝ってるからね。そろそろ誰かが彼を負かさなくちゃね。

Q: ニューYZ450Fはどう?
A: 実は2000年シーズン、オーストラリアでヤマハのバイクに乗り始めたんだ。それがYZ426Fで自分にとって初めての4ストでのレースだった。そして今年YZ450Fが発表されたけど、凄く軽くなっていて、いい感じ。自分にとっては、凄く乗リ心地がいいバイク、だな。

Q: では来季、スーパークロスでの活躍を楽しみにしています。
A: ひとつひとつのレースを全力で走り、いい結果を残したい。是非応援して欲しい。

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