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レースに関連する広報発表資料をご覧いただけます。

2001WSAワールドシリーズにフル参戦した中澤裕伺選手、
「インターナショナル・ライダー・オブ・ザ・イヤー」を受賞、
ランキング12位で終了
2001年4月2日

 2000年度MFJ全日本スノーモビル選手権シリーズの最上位カテゴリーである「スーパークラス」でシリーズチャンピオンを獲得した中澤裕伺選手は、今シーズン、スノークロスの頂点レースであるWSA(ワールドスノーモビルアソシエーション)主催のワールドシリーズに、USヤマハファクトリースノークロスチームのメンバーとしてフル参戦し、ランキング12位でシリーズを終了しました。
 スノーモビルレースは、日本でも約30年前から全日本選手権シリーズが開催されていますが、北米ではここ数年でもっとも急成長しているモータースポーツであり、メジャーなウィンタースポーツとなっています。
 日本人選手がWSAワールドシリーズにフル参戦することは史上初めてであるとともに、ファクトリーチームの一員として契約したことも初めてでした。
 そのWSAワールドシリーズは、2000年11月26日の開幕戦から今年3月18日の最終戦まで全11戦が開催されました。中澤選手は、最高位6位を挙げるなどの活躍を演じ、初参戦ながらランキング12位に入りました。そして「インターナショナル・ライダー・オブ・ザ・イヤー」を受賞しました。
 また、2月2日に開催された「ウィンターXゲーム」では、中澤選手は並み居る強豪と互角に競い合い、4位に入賞しました。Xゲームとは、米国大手スポーツテレビ局のESPNが主催する、若者に人気のあるスポーツを一つの会場に集めて、同時に開催される総合競技会のことです。「ウィンターXゲーム」は、その冬季版です。


中澤裕伺選手のコメント
 「最終戦は、監督や父が日本から応援に来てくれていたし、シリーズランキングのこともあったので、正直すごく緊張したけどファイナルでは、リラックスして楽しく走ることができたし、今季最高位の6位を獲得することができたので、「ホッ」っとしてます。
 レースが終わったあとには、ホントいろんな人から声をかけてもらったし、監督のチャドやメカのダグに「グッド ジョブ」って言われたときには、なんか「ジーン」とくるものがあってすごく嬉しかった。
 夜のパーティー(表彰式)では、「インターナショナル・ライダー・オブ・ザ・イヤー」という賞をを頂くことができ、事前に用意しておいた、英語のスピーチが役立ってよかった。
 今シーズンは、一年目のフル参戦でホントいろいろと大変なこともありましたが、応援してくださったスポンサーや皆様のおかげで、なんとか一年目のシーズンをのりきることができました。ヤマハレースチームメンバーも僕のために一生懸命やってくれてホント感謝しています。
 来シーズンは、自分の目標を達成できるよう、また皆様の期待に応えられるよう思いっきり頑張りますので、応援よろしくお願い致します」


中澤 裕伺選手のプロフィール

●ふりがな なかざわ ゆうじ
●出 身 地 長野県長野市
●生年月日 1980年4月14日(20歳)
●血 液 型 A型
●身長/体重 163cm/59kg
●出身クラブ 稲里レーシング
●好きなスポーツ バスケットボール
●趣  味 音楽鑑賞
●スノーモビル歴 初めて乗った時:7歳、初レース:9歳、
全日本デビュー:11歳

全日本スノーモビルでの主な成績
1994年
モディファイB級S1クラスランキング9位
モディファイB級S3クラスランキング5位
1995年 モディファイA級S4クラスランキング16位
1996年
モディファイA級S1クラスランキング7位
モディファイA級S3クラスランキング3位
1998年
モディファイA級S1クラスランキング4位
モディファイA級S2クラスチャンピオン
1999年 スーパークラス ランキング2位
2000年 スーパークラス チャンピオン


WSAワールドスノークロスシリーズ・中澤裕伺選手全成績
シリーズ 開催日 開催地 決勝順位
第1戦 2000年11月26日 Duluth(アメリカ・ミネソタ州) 決勝進出ならず
第2戦 2000年12月17日 Gaylord(アメリカ・ミシガン州) 11位
第3戦 2001年 1月 7日 Deadwood(アメリカ・サウスダコタ州) 決勝進出ならず
第4戦 2001年 1月14日 Shakopee(アメリカ・ミネソタ州) 決勝進出ならず
第5戦 2001年 1月21日 Chicago(アメリカ・イリノイ州) 11位
第6戦 2001年 1月28日 Crandon(アメリカ・ウィスコンシン州) 7位
第7戦 2001年 2月11日 Syracuse(アメリカ・ニューヨーク州) 決勝進出ならず
第8戦 2001年 2月18日 Valcourt(カナダ・ケベック州) 決勝進出ならず
第9戦 2001年 2月25日 Minneapolise(アメリカ・ミネソタ州) 8位
第10戦 2001年 3月 4日 Fargo(アメリカ・ノースダコタ州) 14位
第11戦 2001年 3月18日 Lake Geneva(アメリカ・ウィスコンシン州 6位


WSAシリーズランキング
順位 ゼッケン ライダー マシン ポイント
1 68 タッカー・ヒバート Arctic Cat 559
2 7c ブレア・モーガン Arctic Cat 552
3 25 デニス・エクストローム Sik Doo 424
4 96 カール・シュビツキー Polaris 397
5 85 トラバー・ジョン Polaris 382
6 37 ノエル・コハンスキー Polaris 371
7 17 トッド・ウルフ Sik Doo 343
8 40 ケント・イプセン Arctic Cat 323
9 28 ジャスティン・テイト Sik Doo 303
10 46 クリス・ヴィンセント Sik Doo 298
11 44 TJ・グーラ Sik Doo 294
12 36 中澤 裕伺 YAMAHA 286


日本人で初めてインターナショナル・ライダー・オブ・ザ・イヤーを受賞した中澤裕伺選手



大会会場でも人気者の中澤選手、パドックでは地元の子供がサインを 求めにやってくる

中澤選手のポスターも注目を集めていた


WSAワールドシリーズとは

 北米で開催されている「WSAワールドシリーズ」は、ファンや観戦者へのアピールを第一に考えられたレーススタイルで、『見て楽しむレース』スノークロスがメインになっており、最も急成長しているモータースポーツといえます。
 スノークロスとは、クローズドコースの雪上モトクロスレースです。コースは全長700m程度で、コーナーが多く、テーブルトップジャンプやウォッシュボード、2連・3連ジャンプのような連続したスポットが設置され、ライダーには過酷なまでにテクニックが要求されます。
 雪上でのジャンプは、距離で約30m、高さで約8mまでライダー、マシンが飛びます。ライダーは、空中で約200kgのマシンをコントロールしながら、多くの観客を"エアリアル・トリック"で魅了します。
中でも、WSA(ワールドスノーモビルアソシエーション)主催のワールドシリーズは、スキー場、競馬場や遊園地、各種レース用サーキットが会場となり、観客動員も一大会に2万人ものファンを集める、ウィンタースポーツを代表するビッグイベントとして定着しています。




ウィンターXゲームとは
 米国大手スポーツテレビ局のESPNが主催する「Xゲーム」は、若者に人気のあるスポーツをひとつの会場に集めて、同時に開催される総合競技会のことです。
 「ウィンターXゲーム」は、その冬季版です。スノーモビルだけでなく、スノーボード、エアリアルスキーなどが同時に開催され、北米3大ネットワークテレビABCを中心に、ESPN、espn2のテレビ網で、5,500万人(1999年度)がテレビ観戦しています。日本でも、BS放送等で毎年放映されています。


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