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ヤマハ発動機の技と術



トラクション・コントロール・システム(TCS)

Yamaha motorcycle Technology

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TCSはどんなときに役立つの?

アクセルを開け過ぎると予想以上のパワーが出て後輪が滑ってしまい、マシンが不安定になることがあります。その不安を解決するのがTCS(Traction control system)、自動的に後輪の駆動力を調節する仕組みと言えます。自動車でも実用化が多くメーカーによって様々な呼び方がありますが、ヤマハでは「TCS」と呼んでいます。
ヤマハ初のTCSモデルは1997年にデビューした「ランツァ」(DT230 LANZA)でした。軽量コンパクト、林道などで走りを楽しめるモデルで、その走りをアシストしたのがTCS。当時はエンジン回転数の変化から加速度を検出し、後輪の空転を推定、回転数と加速度の情報をもとに点火時期を制御して、駆動力を効率的に発生させる仕組みでした。
今日では電子制御によるTCSが多くの大排気量モデルに採用されていますが、モデルのキャラクターによって役割も少し異なります。YZF-R1のTCSは加速時に後輪の駆動力を効率よく引き出すことが狙いです。前後輪の車速差の検出に加え、搭載のIMU(慣性計測装置)で推定したバンク角の情報をもとに、バンク角に応じてTCSの効き具合を補正しています。
北米向けの1854cc大型クルーザー、Star Ventureでは、砂漠地帯を走る国道の砂の浮いた路肩からでも滑らかに発進できるようにTCSが設定されました。発進時などで後輪スピンの兆候が検知されると、吸入空気量と燃料、点火を統合制御し滑らかな発進性をアシストします。一言で「TCS」といっても、モデルの特性によってスペックを調整、ライダーアシストを行っているのです。

 
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