ヤマハ発動機 統合報告書2022
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1株当たり純資産/自己資本比率(円) 財政状態に関する分析 総資産は、前期末比1,920億円増加し、1兆8,329億円となりました。流動資産は、主に部品不足に起因する生産遅延や物流の遅れによるたな卸資産の増加、世界各地での販売増加による受取手形及び売掛金の増加などにより同1,231億円増加しました。固定資産は、小売ファイナンスの増加に伴う長期販売金融債権の増加などにより同689億円の増加となりました。 負債合計は、支払手形及び買掛金などの増加により同405億円増加し、9,322億円となりました。 キャッシュ・フローの状況 営業活動によるキャッシュ・フロー税金等調整前当期純利益1,997億円(前期:850億円)や減価償却費511億円(同:482億円)、仕入債務の増加145億円(同:115億円の増加)、販売金融債権の減少50億円(同:683億円の増加)などの収入に対して、たな卸資産の増加762億円(同:327億円の減少)、売上債権の増加86億円(同:173億円の減少)などの支出により、全体では1,413億円の収入(同:1,105億円の収入)となりました。862,5002,0001,5001,00050020172018 1株当たり純資産  自己資本比率2,484201920202021201820191.0420202021(%)501.346.9401.2301.1201.0100.90002017財務活動によるキャッシュ・フロー配当金の支払、借入金の返済、自己株式の取得などにより935億円の支出(前期:837億円の収入)となりました。総資産回転率(回) 純資産合計は、配当金の支払384億円はあったものの、親会社株主に帰属する当期純利益1,556億円、為替換算調整勘定の増加377億円などにより同1,515億円増加し、9,007億円となりました。 また、株主還元と資本効率の向上を図るため110億円の自己株式取得を行いました。 これらの結果、自己資本比率は46.9%(前期末:43.6%)、D/Eレシオ(ネット)は0.21倍(同:0.27倍)となりました。 これらの結果、当期のフリー・キャッシュ・フローは903億円のプラス(前期:665億円のプラス)、現金及び現金同等物は2,749億円(前期末比:78億円の増加)となりました。当期末の有利子負債は4,585億円(同:84億円の減少)となりました。2021年12月期の経営成績の解説と分析投資活動によるキャッシュ・フロー固定資産の取得による支出668億円(前期:514億円の支出)などにより、510億円の支出(同:440億円の支出)となりました。

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