ヤマハ発動機 統合報告書2022
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研究開発費 当連結会計年度における当社グループ全体の研究開発費は、953億円となりました。 世界の人々に新たな感動と豊かな生活を提供する「感動創造企業」を目指し、「新しく独創性ある発想・発信」「お客さまの悦び・信頼感を得る技術」「洗練された躍動感を表現する魅力あるデザイン」「お客さまと生涯にわたり結びつく力」を併せ持つ「ヤマハ発動機らしいモノづくり」に挑戦し続けます。人間の論理と感性を織り合わせる技術に10510095908520172018201985マリン事業売上高3,911億円(前期比628億円・19.1%増加)、営業利益768億円(同262億円・51.7%増加)となりました。 船外機では、先進国での大型モデル需要が堅調に推移し、新興国での需要も回復しました。世界的なコンテナ不足による船積み遅れの影響はありますが、生産台数の増加により供給量が改善し、販売台数が増加しました。ウォータービークルでも、部品調達遅れへの対応が進み販売台数が増加しました。その結果、マリン事業全体では、増収・増益となりました。ロボティクス事業売上高1,203億円(前期比373億円・44.9%増加)、営業利益176億円(前期:営業利益33億円)となりました。 2021年上期では、特にアジア(中国・台湾・韓国含む)で新型コロナウイルス感染症の影響が収まったことで設備投資が活発化しました。下期からは、国内および欧米の販売が好調に推移し、表面実装関連機器、産業用ロボットの販売台数がともに増加しました。また、ロボティクス事業88億円(9.2%)マリン事業138億円(14.5%)その他事業23億円(2.4%)ランドモビリティ事業704億円(73.9%)ヤマハロボティクスホールディングス株式会社も販売が好調に推移したことや構造改革効果により、黒字転換しました。その結果、増収・増益となりました。より、個性的かつ高品質な製品・サービスを提供し続けることが当社の持続的な成長と中長期的な企業価値向上を実現させると考えます。サステナブルな社会に貢献する新規・成長事業への研究開発投資の拡大、多様なエネルギー源に対応したパワートレインの開発を推進し、デジタル技術の活用と共創の加速によりヤマハ発動機らしい新価値創造を進めていきます。 研究開発費  売上高研究開発費率金融サービス事業売上高486億円(前期比26億円・5.6%増加)、営業利益191億円(同116億円・153.1%増加)となりました。 市場在庫が縮小した結果、卸販売金融債権は減少しましたが、小売ファイナンスの増加や一過性要因としての貸倒引当費用減少により、増収・増益となりました。その他事業売上高727億円(前期比53億円・7.8%増加)、営業利益0億円(同17億円・97.6%減少)となりました。 ゴルフカー、汎用エンジンの販売台数が増加し、増収となりました。前年の一過性要因の影響および経費の増加により、営業利益は前期比で減益となりました。研究開発費/売上高研究開発費率(十億円) (%)9.08.0957.06.05.35.00020202021セグメント別 研究開発費953億円

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