ヤマハ発動機 統合報告書2022
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「ART for Human Possibilities」を実現する知財活動 当社は長期ビジョン「ART for Human Possibilities」の実現に向けた活動を通して、重要な社会課題の解決や、持続的な成長、ひいては企業価値の 向上を目指しています。知財部門では、事業活動の検討段階から関与し、その核となる知的財産を創出することで、これらの実現に貢献しています。52プラットフォーム戦略によるEV化の加速を支援。主要な電動コンポーネントタイプを絞り込み、集中的に特許を出願。産業用無人ヘリコプターを用いた「森林の見える化」を実現。効率的に点群データを取得し、林業の省人化およびスマート化に貢献。当社では「IP for Business」を旗印として掲げ、知財活動方針の四本柱を推進しています。 現在はさまざまな技術領域にて事業部門と協働しながら知財分析の積極的な活用を推進しており、また、長期かつ経営的な視点で技術戦略の審議を行う技術経営委員会においても、成長領域の知財分析などの知財活動を報告しています。 さらに、マネジメント層を含めた社内の役職員向けに年次発行する技術白書では知財分析による技術動向の可視化や提言に加えて、知財視点での白書の構成や掲載の提言も行い、知財活動方針の四本柱による価値創造につなげています。 SDGs:電動化技術基盤の構築 SDGs:森林の見える化商標権② 既存技術の先を見る「先取り」と、既存市場の先を見る「領③ さらなる「先取り」と「領域拡大」を狙う先進的な領域を、④ 経営の判断や戦略策定および価値創造に、知財の視点か剛性とバッテリーレイアウトを両立させた独創的なDual Twin®フレームを採用。知財ミックスにて成長事業を促進。生産ライン全体を見渡して稼働率の低下や品質問題を分析し、ラインの稼働率や品質改善を促進。知財活動方針の四本柱① 既存事業の製品開発や技術開発に連動した知財創出を主とする従来型の知財活動から一歩先へ。域拡大」の知財活動に取り組む。知財ランドスケープから示す。ら貢献する。 成長事業(SPV事業):独創的な高付加価値モデル 成長事業(ロボティクス事業):リアルタイム生産分析グローバルな知的財産戦略を推進し、知的財産権の創造・保護・活用に取り組みます。そしてこの取り組みを推進することで、さらなる企業価値・ブランド価値の向上を図るとともに、「感動創造企業」の実現を目指します。 IP for Business 知的財産

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