ヤマハ発動機 統合報告書2022
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E01テキストマイニングによる キーワードマップ(例)*eve auto権利者スコアマップ(例)*51車両固定式バッテリー搭載の出力8.1kWクラス電動スクーター「E01」を日本、欧州、台湾、インドネシア、タイ、マレーシア向けに実証実験用モデルとして2022年7月から順次導入します。当社は2050年までに「スコープ3.」におけるCO2排出量を2010年比で90%削減する目標を掲げており、「E01」はその目標達成に向けた電動製品戦略車です。事例2:技術白書年に一度、「技術白書」として以下の項目について取りまとめを実施し、現在および将来の当社の立ち位置を確認しています。その結果を、研究開発の見直しや新たな価値創造に活用しています。1. 事業の外的環境の変化:ビジネス潮流と技術潮流の現状の把握、将来見通しの提示 2. 知財視点分析:知財ランドスケープ、特許ポジション、新技術領域等、多角的な知財関連評価 3. 競合比較分析:同業他社動向のトラッキング、異業種影響度外的環境カーボンニュートラルなど、当社の事業に関連する分野のPEST分析を実施し、潮流を把握する。当社に関連する潮流の把握搬送の自動化ニーズへの対応を目的に開発されたEVを用いた搬送サービス「eve auto」が当社工場以外では初となる、株式会社プライムポリマー姉崎工場にて試験導入されました。新中期経営計画の新規事業の 一つである低速自動走行では、特定条件下での自動運転技術の確立により、モノ輸送の事業化を進め、物流の省人化を目指し ます。新規事業領域など特定領域における、特許ポジションや技術領域の動向を分析し、 当社の機会領域を把握する。特許分析による機会領域の把握* 株式会社パテント・リザルト「Biz Cruncher」を用いて当社作成競合他社の事業・技術動向などを分析し、現在および将来の競合他社に対する当社の強みと弱みを把握する。技術白書での情報・分析から新たな価値創造へ展開知財視点ハイパーEVモーターユニットスバルテクニカインターナショナル株式会社が開発中の近未来モータースポーツEV「STI E-RA」に搭載されるハイパーEVモーターユニットを提供しました。当社がこれまでエンジン開発で培った鋳造技術や加工技術に加え、高効率なセグメントコンダクタの採用などにより、コンパクトながら高い出力を実現しています。競合他社動向の把握競合比較

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