ヤマハ発動機 統合報告書2022
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② インターナルブランディングの進展2021年の「Yamaha Day」では、社員一人ひとりが長期ビジョンを理解し自分事とするため、各国地域独自で映像を制作、単なる「創業記念日 イベント」から脱却し、ブランド浸透機能としての位置づけが定着してい ます。また、生産機能やR&D機能など機能軸に焦点を当てたブランド活動を進めることで社員ブランド意識調査の結果も向上しています。① グローバルブランド管理の自律分散化促進 PDCAワークショップのオンライン化と、それを支えるブランドアン バサダー育成プログラム「BADI (Brand Ambassador Development Interaction Program)」の浸透によって、各国地域拠点での自律分散型での実施が大きく促進しています。C1ヤマハらしい製品を 保有することへの Y4ヤマハらしさと その体験の 顧客への伝達Y3ヤマハらしさに 対するパートナーの 愛着の醸成従業員とパートナー にとっての感動C2ヤマハらしさの 理解と体験興奮の醸成Y1社員の誇りの醸成 ヤマハらしさの体現Y2ヤマハらしい 技術/製品/サービス の開発C3ヤマハに対する 永続的な愛着の醸成C6投資の拡大B1ヤマハらしさの 伝道師となり、 第三者に発信し続けるC4サービスを通じた ヤマハへの絆と愛着の強化C51台当たり利益の増加販売台数の増加利益の増大株価の向上B2潜在的ファンの増加B3新規顧客の増加入社希望者の増加Y:YAMAHAC:CustomerB:Business47メキシコ拠点と本社(日本)がオンラインで実施したブランディングPDCAワークショップの様子感動サイクル• 感動サイクルは、私たちヤマハ発動機の事業活動をブランド視点で表したものです。• 私たちは、「感動創造企業」として、感動の輪を拡げることでブランド価値と企業価値を高め、感動を生み出し続けます。顧客にとっての感動 Global Branding PDCA推進 ブランド価値の分析結果を企業活動にフィードバックするため、全世界の主要拠点で共通のツールを用いて、定期的に調査を実施しブランド強度を測定しています。PDCAワークショップを実施し、その結果をもとに、課題の検討と活動計画の策定を行います。 Branding活動事例 グローバルブランド管理の自律分散化を促進させるとともに、当社設立の7月に毎年開催する社内イベント「Yamaha Day」の活用や生産、開発といった機能軸によるブランディングを進めることにより、インターナルブランディング(感動サイクルの赤枠部)も大きく進展しています。

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