ヤマハ発動機 統合報告書2022
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グローバルERP導入 スマートファクトリー その他の現業強化 デジタルマーケティング データ分析 デジタル技術を専門とするR&D体制の構築 外部エコシステムとの連携API/SDKYAMAHAYAMAHAサービス41経営ダッシュボード活用を継続して進めるとともに、ドリルダウン分析の 深化、需要予測商品の拡大・需要予測単位の詳細化、予算管理機能 追加等、経営基盤DBの機能拡大を行い、さらなる予知型経営のためのツールとして充実を図ります。「コネクテッドビジョン2030」に向けて、コネクテッド機能を搭載した商材ラインナップ拡充、モバイルアプリ展開を加速します。また、コネクテッドデータを、顧客体験サービスや製品開発、品質向上に活用していきます。顧客データ基盤整備やデータの取得、ECサイトの実装などをさらに充実・拡大していきます。加えて、顧客データを活用しながらデジタルとリアルの施策を組み合わせ、カスタマージャーニーに沿った新しい体験を提供していきます。データ分析の現場駆動化を目指し、データのセキュリティやガバナンスを強化するとともに活用しやすいデータマネジメントを推進します。また、各事業・機能部門の目的・レベルに合わせたデータ分析講習(2021年教育実績600人以上) を継続し、現場でデータ活用できる社内データサイエンティスト育成を推進します。取得したデータを社内で循環し活用することで、サプライチェーン、エンジニアリングチェーン、マーケティングの新しい形を築いていきます。ヤマハのコネクテッド製品を他のサービスやIoTデバイスと接続できる準備を進めます。API*1による他業種との連携やお客さまとの共創などを通して、個社では対応できない社会課題の解決や新しいお客さま価値の創造にチャレンジします。*1 API(Application Programming Interface) *2 SDK(Software Development Kit)ヤマハ発動機本社では、SAP会計モジュールの導入準備を進め、販売物流モジュールの導入準備を開始します。また、グループ会社の業務標準化のためのグローバルテンプレートの構築を完了し、それを活用しながら欧州子会社・米州子会社をはじめとする海外子会社へのSAP導入を順次進めます。デジタルを活用することで理論値生産活動の質を向上させる活動を現場主導で積極的に推進し、手の内化を拡大するとともに、サプライチェーンや開発との連携も強化し、お客さまへお届けする価値の変革を推進します。デジタル開発、デマンドチェーン革新などについてもデジタルを活用した変革を進めていきます。新たなデジタル技術の適応や、外部サービスとの連携を推進するデジタル技術を専門とするR&D体制を構築します。期間ではKPIとして取り組んでいます(2022年度時点:550人)。並行して、マネージャー層がデジタルを活用したビジネスや社内活動を適切に 判断・推進し手の内化できるよう、Y-DX2の各種活動を現場主導で進め経験値を積むとともに、ITリテラシーを全社的に強化していきます。新中期での活動外部 サービス他社アプリYAMAHAアプリAPI/SDK*2製品プラットフォーム・ ゲートウェイY-DX1:経営基盤改革 グローバル連結データベースY-DX2:今を強くする コネクテッドY-DX3:未来を創る データ連携DX人財育成 「誰もがデータ活用できる会社」を目指し、既存社員の実践的教育やOJT、人財シフトなどを積極的に行うとともに、専門知識を有した人財を積極的に採用しています。これらの活動によりテックリードやプログラマ、エンジニア、データサイエンティストなど、データの利活用、実装、運用スキルを持った人財を2024年までに1,200人規模に増やすことを新中期経営計画

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