ヤマハ発動機 統合報告書2022
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新中期DX戦略 企業目的である「感動創造企業」、そしてその方向性を具体化した2030年の長期ビジョン「ART for Human Possibilities〜人は もっと幸せになれる〜」の実現に向けて「Yamaha Motor to the Next Stage」を掲げ、当社のDX戦略を推進しています。また、 お客さまとつながることでブランド価値を高め、生涯を通じたヤマハファンを創造していきます。 中長期計画「Yamaha Motor to the Next Stage」 2019-20212022-202440* DAP(Yamaha Motor Digital Analytics Platform):ヤマハ発動機のデジタルデータ基盤探索・試行重点4領域基礎、DAP*グローバル連結DB、日本会計ERPY-DX3:未来を創るクラウドファンディングプラットフォームを活用し、モーターサイクルという乗り物を社会貢献につなげられないかという課題認識を幅広く訴求し、新たなお客さまとつながり、お客さまと共創するトライを開始しました。また、継続的イノベーションに向けたデジタル技術を専門とするR&D体制/機能の企画を進めました。次世代価値創造への対応デジタル技術を専門とするR&D体制、社会・お客さまと共創するプロセスの構築顧客とつながる・新しい体験提供デジタルマーケティング、コネクテッド商材の積極展開、顧客中心ビジネスの変革経営判断の迅速化・業務標準化グローバル連結DB・経営ダッシュボードによる迅速な意思決定の実現全社でデジタル活用推進誰もがデジタルを活用できる会社を目指し、実践的教育と積極的人財シフトの実施Y-DX2:今を強くする コロナ禍の中、デジタルマーケティング、eコマース等、デジタルでの顧客接点強化を加速しました。また、船外機やモーターサイクルのコネクテッド製品の市場投入を進め、特にモーターサイクルについてはグローバル展開が進みました(2021年末時点約80万台)。社内プロセスでは、製造現場における監視・搬送・作業・検査の自動化、そしてそれらを通じたデジタル技術の手の内化、およびデジタル開発基盤の構築が進みました。構築・実行重点4領域応用・グローバル展開主要拠点ERPY-DX1:経営基盤改革グローバル連結データベース(DB)、連結会計、経営ダッシュボードが2022年より稼働開始しました。また、予知型経営に向けた需要予測モデルの活用もスタートしました。ERP導入については、会計を中心とした標準業務プロセスを組み込んだテンプレートの構築、および本社への会計システムの導入を進めました。周辺 システムとの連携を含め、想定よりも作業量が大きく、計画のアップデートを行いました。取り組み分野Y-DX3Y-DX2 Y-DX1Y-DX3Y-DX2Y-DX1DX人財育成未来を創る今を強くする経営基盤改革前中期(2019-2021)の取り組み状況未来を創る今を強くする経営基盤改革2025-2027拡大進化・アップデート全拠点ERPDigital Transformation戦略

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