ヤマハ発動機 統合報告書2022
32/94

• 統合制御技術を柱とした絶対的な商品信頼性 • 幅広い事業領域と商品ラインナップによる総合事業力 • グローバル市場を網羅する販売・サービス力 • 先進国を中心とした大型船外機需要の拡大 • 統合制御技術向上に伴う周辺機器ビジネスの拡大 • ステイケーション需要によるマリンレジャーへの価値観の変化 • 気候変動、急激な技術革新などを背景とした市場の劇的な変化• サプライチェーンの混乱、原材料費および物流費の高騰• 為替・規制等の急激な変化(億円)1,00030売上高/営業利益/営業利益率(億円) 主要製品の概況と主な競合6,00015.4%4,5003,0001,500202020.8%19.6%2021 売上高  営業利益(右軸)  営業利益率2022(計画)75050025000WV・ボート等 45.6% MERCURY、SUZUKI、HONDA、TOHATSUYANMAR、TOYOTA、SUZUKIBRP、Kawasaki船外機 54.4% 2021年度の成果 前中期経営計画の最終年度となる2021年度は、「高収益体質の 強化と持続的成長基盤の確立」のもと事業を推進してきました。 成長戦略として掲げたシステムサプライヤー戦略においては、「HELM MASTER® EX」の導入を本格的に開始し、周辺機器の売上を拡大しました。また、さらなる事業の拡大に向けて、米国スマートテクノロジー企業であるSiren Marine, Inc.を買収しました。高収益体質の源泉である船外機ビジネスにおいては、ステイケーションによるロックダウン後に先進国を中心としたアウトドア・ファミリーレジャー需要が急上昇。需要増加に対応するため生産能力を増強。国内市場は比較的安定。より付加価値の高いプレジャーボートを提供。また、Sea-Style等のソフト事業では、顧客志向に合ったサービスの展開を強化。北米市場が需要のメイン。用途の拡がりにより市場規模が年々拡大。高付加価値商品の開発を強化。高い大型船外機需要に応えるため、生産能力増強に継続して取り組んでいます。加えて、将来のカーボンニュートラル関連新商品展開の端緒として、次世代電動操船システム「HARMO」の販売を欧州で開始しました。 これらの活動を着実に実行することで、コンテナ不足や部品供給遅延などサプライチェーンの混乱はあったものの、売上高3,911億円、営業利益は768億円と年間目標を達成することができました。船外機ボートウォータービークル信頼性と豊かなマリンライフ―海の価値をさらに高める事業へ強み機会リスク市場とヤマハ発動機の概況主なカテゴリー別 売上高構成比(2021年)主な競合マリン事業

元のページ  ../index.html#32

このブックを見る