ヤマハ発動機 統合報告書2022
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今後の施策 2022年度については、先進国二輪車では欧州で強い需要が継続し、新興国でも需要の回復が進むと見込んでいます。当社の生産と販売も増加する計画ですが、一方で原材料高騰や半導体をはじめとした部品の供給不足による影響リスクもあり、引き続き、安定的な供給体制の構築とともに、価格転嫁や経費効率改善に取り組んでいきます。また、RV事業においては、注力するレクリエーショナル領域において、ブランド力の向上とシェア拡大を進めていく考えです。部品不足や 生産拠点を置く北米での物流課題リスクがありますが、2021年同様 インド: Blue Square店の出店強化 店舗数 約2倍(2021年比)インド:プレミアムスポーツ拡大 インドネシア:プレミアムAT盤石化 フィリピン:プレミアムAT強化 3,0002,0001,00020192000*1 世帯年間可処分所得1.5万〜3万米ドル *2 インド、アセアン、台湾地域※ 上位中間層データはEuromonitor Internationalを使用POST-COVIDの需要回復アジア総需要(万台)4,00002020202120212024203029販売機会損失の最小化に努めます。SPV事業においても、二輪車同様に部品供給不足のリスクはあるものの、需要は引き続き拡大する見通しであり、OEMおよび自社ブランド双方の拡販により、増収を見込んでいます。 中期視点では「MC×RV×SPVのシナジーを生み出す」こともテーマの一つです。コア事業の二輪車で利益をしっかりと稼ぎ、成長事業のSPVで売上の倍増を目標とします。シナジーを創出することで、モビリティにおける新たな感動をお届けしていきます。 また、デジタルとリアルを融合し、デジタルを通してつながった「自分らしさ」「自己実現」といった価値観を持ったお客さまに対し、一人ひとりへのアプローチ、「One to One マーケティング」を実現し、顧客との接点拡大、関係強化を図っていきます。そのためのコネクテッド車両の販売は、2024年に250万台への拡大を目標としています。また、お客さまとのリアルの接点の場となるプレミアムブランドショップは、インドで約2倍の店舗数を計画しています。 お客さまとヤマハブランドのつながりをデジタルも活用しながら築き上げ、アセアン・インド上位中間層に向けたプレミアム戦略の加速により、収益性の向上を目指します。市場ポテンシャルコア事業(事業ポートフォリオにおける中期戦略)アジア主要国で戦略セグメントに注力戦略セグメントの台数伸長(2021年比)デジタルツール活用による顧客接点強化One to Oneマーケティングの実現コネクテッド車両の販売拡大*2 2021年 50万台 → 2024年 250万台アプリ活用による来店促進・販売後サポートプレミアムブランドショップの強化プレミアム戦略デジタル×リアルの融合マーケティング2.0倍1.3倍1.5倍100806040200▲20%+37%富裕層上位中間層中間層低所得層アジアにおける上位中間層*1の拡大(インド・インドネシア・フィリピン)(インド・アセアン・台湾)二輪車(MC)事業:新興国プレミアム戦略による収益性向上新中期経営計画では「需要が回復する市場に対しプレミアム戦略を実現し、収益性を向上すること」をテーマとしています。 アジアの総需要は、新型コロナウイルス感染症拡大前の2019年と比較すると、まだ戻りきっていません。まずこれからの3年間は、需要回復を見据えた取り組みを加速していきます。アセアン・インドでは、今後10年で急速に拡大していく上位中間層をターゲットに、これまで以上にプレミアム戦略を加速、ヤマハの強みを強化します。各国で戦略セグメントをしっかりと位置づけ、魅力的な商品の提供と顧客との強い絆を生み出すブランドマーケティングを強化・創造しながら台数伸長を目指す考えです。約1.8倍

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