ヤマハ発動機 統合報告書2022
30/94

ATV・ROV• 世界に拡がる、ヤマハの技術と製品に信頼を寄せてくださる顧客層• 培われてきたコア技術に基づく高い性能と品質を併せ持った • 自動二輪車市場におけるグローバルブランドポジション• 新しいモビリティの創造によって市場を開拓し続けてきたDNA• アセアンをはじめとした新興国における中間層市場の拡大• 環境規制対応モデルのグローバル展開• デジタルによるマーケティングの進化• アウトドア・ファミリーレジャーの活況• パンデミック・地政学的リスク等に伴う部品供給網の■迫とその長期化• 急速かつ世界的にカーボンニュートラル規制が進展• 各国ごとの環境規制強化• 新技術、新競合による産業構造のシフト(億円)900SPV4.3%RV9.6%先進国二輪車 21.1%新興国二輪車 65.0%28売上高/営業利益/営業利益率(億円) 主要製品の概況と主な競合15,00010,0005,0002.0%20205.1%5.8%2021 売上高  営業利益(右軸)  営業利益率2022(計画)60030000HONDA、SUZUKI、Kawasaki、Harley-Davidson、BMW、Ducati、Triumph、KTM、Aprilia、Piaggio、KYMCOHONDA、SUZUKI、Kawasaki、Hero、BajajPolaris、BRP、HONDA、Kawasaki 2021年度の成果 2021年度の売上高は1兆1,797億円、営業利益687億円となりました。先進国二輪車事業では堅調な需要継続に加え、構造改革の進■により着実な損失幅の縮小が実現しています。また、新興国二輪車事業は、2019年に比べ東南アジアやインドで需要は戻っていないものの、プレミアム戦略の推進により1台当たりの平均単価が向上しま新型コロナウイルス感染症の再拡大による影響を受けるも、プレミアムモデルの販売増加によるモデルミックス改善が進む。北米市場が需要のメイン。新型コロナウイルス感染症再拡大の中でも、旺盛なレジャー需要が継続。通園、通学、通勤における自転車の重要性が見直されていることもあり、日本向けの完成車や欧州向けアシストユニットの販売好調が続く。Panasonic、BOSCH、SHIMANOした。RV事業ではアウトドアレジャー需要の高まりに加え、レクリエーショナル領域のフラッグシップモデル「Wolverine RMAX」シリーズの 効果により、黒字化を達成しました。SPV事業は、自転車の有用性が見直されている背景もあり最大市場の欧州を中心に市場が拡大する中で、着実に当社販売を拡大することができています。先進国二輪車新興国二輪車電動アシスト自転車 電動アシストユニットMC×RV×SPVのシナジーで新たな感動を創出強み機会リスク市場とヤマハ発動機の概況二輪車の価値が見直され、総需要は伸長。2021年は前半のロック ダウンの影響から後半に回復し、台数増加。一方で半導体不足やコンテナ不足の影響を受け、供給の確保が課題となった。多様かつグローバルで展開する製品群主なカテゴリー別 売上高構成比(2021年度)主な競合ランドモビリティ事業

元のページ  ../index.html#30

このブックを見る