統合報告書2021年 日本語版(2020年12月期)| ヤマハ発動機
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役員人事委員会 役員の選任・解任や報酬決定等における透明性や妥当性を高めるため、取締役会の指名・報酬に関する任意の諮問機関として役員人事委員会を設置しています。役員人事委員会にて審議された内容は取締役会へ答申します。 なお、役員人事委員会の設置の目的である審議プロセスの透明性や実効性、および取締役会への答申内容の妥当性を担保するため、社外取締役が過半数となる構成とし、原則年6回以上開催しています。 取締役会 当社の取締役会は10名(うち社外取締役4名)で構成されており、 原則として毎月1回開催するほか、必要に応じて随時開催されます。 取締役会の議長は、特定の管掌領域を持たず、執行には携わっていません。 当社の取締役は、株主の皆さまに対する受託者責任として、株主の 皆さまを含むさまざまなステークホルダーの視点・立場を十分に理解し、当社の持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を果たすため、十分な情報収集を行い、関連する法令、必要な規程等を理解し、 取締役会、経営研究会その他の重要な会議で積極的に意見を述べ議論を尽くし意思決定を行います。2020年度は月例経営研究会を 3回、役員研究会を1回開催しています。当社の独立性基準社外取締役・社外監査役の独立性を客観的に判断するために、株式会社東京証券取引所が定める独立性基準の要件に加え、当社独自の「独立役員選定基準」を定めています。 取締役会の実効性評価 取締役会の果たすべき役割・責務等の実効性について、経営企画部を事務局として、取締役会全体の分析・評価を毎年実施しています。 その分析・評価は下記の観点に基づき実施し、結果の概要を適切に開示します。評価プロセス• 当社取締役会の目指す姿の7つの評価観点および過去の評価結果を踏まえて更新した質問票による自己評価調査• 2019年度に実施した評価結果との対比による改善状況の確認• 分析結果に基づいた、取締役会での実効性評価の共有、取り組むべき課題についての審議評価観点 ① 取締役および取締役会の役割・責務② 取締役会と経営陣幹部(執行役員)の関係③ 取締役会等の機関設計・構成④ 取締役および取締役会の資質と知見⑤ 取締役会における審議⑥ 株主との関係・対話⑦ 株主以外のステークホルダーへの対応2020年度の評価結果当社取締役会は、経営環境が大きく変化する中で中長期的な企業価値の向上や持続的な成長の実現に向けての有効な議論および取り 組みの工夫を積極的かつ継続的に実施しており、2030年を見据えた長期ビジョンならびに2019年度からの中期経営計画の達成に向けて、十分な実効性を確保できていることが確認されました。 2019年度に引き続き当社取締役会が、社外取締役・監査役の発言を十分に尊重し、建設的な議論・意見交換が行われる風土が醸成されていること、取締役および取締役会の役割が明確化・共有化されていることが評価され、当社の経営戦略上の重要な課題が適切に議論されていることが確認されました。 当社は、今後も本評価を踏まえ把握した課題について継続的な 改善活動を推進するとともに、評価プロセスに定期的に第三者機関による関与を取り入れつつ実効性のさらなる向上に取り組みます。「独立役員選定基準」の全文は当社Webサイトをご参照ください。https://global.yamaha-motor.com/jp/ir/governance/pdf/independent.pdf64コーポレートガバナンスYamaha Motor Co., Ltd. Integrated Report 2021

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