統合報告書2021年 日本語版(2020年12月期)| ヤマハ発動機
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社外役員対談激しい外部環境変化の中でさらなる成長を実現するためガバナンスにおいても進化を図ります。新型コロナウイルス感染症の流行や脱炭素化などの環境変化の中で、 ヤマハ発動機が長期ビジョンを実現するためにガバナンスをどのように進化させていく必要があるのか。 当社社外取締役の大橋徹二氏、社外監査役の米正剛氏による対談を行いました。社外取締役 大橋 徹二 社外監査役米 正剛 ガバナンスに対する全体的な評価 米 まず、取締役会の場での議論についてお話をさせていただきますと、私はヤマハ発動機の社外監査役に就任して2021年で3年目となりますが、毎回腹蔵なく活発な議論がなされていて、非常に活性化された取締役会であるという印象を持っています。大橋 そうですね。私を含めて社外役員にとっても発言しやすい雰囲気があり、透明性が高い運営ができていると思います。質問をした際には、その場でも答えていただいていますが、次の取締役会までの間に資料を準備し、より詳しくご説明いただけることもあり、私どもの意見を真正面から受け止めていただいていることがよく伝わってきます。  社外取締役の基本的な役割は経営・執行の監督にありますが、企業の持続的な成長と企業価値向上をどのように後押ししていくかも重要な役割の一つであると考えています。私自身が社長を していた際に、執行部が考えている成長シナリオや戦略に対して社外役員の方からいただいた多角的なご意見が非常に参考になりました。同様に、私がBtoBビジネスの中で培ってきた視点や 切り口が、BtoCのヤマハ発動機にとってプラスアルファでお役に立つこともあるかと思いますので、ヤマハ発動機のより大きな成長と、企業価値向上のために引き続き積極的に意見を述べていきたいと考えています。 54コーポレートガバナンスYamaha Motor Co., Ltd. Integrated Report 2021

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