統合報告書2021年 日本語版(2020年12月期)| ヤマハ発動機
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ヤマハ発動機スポーツ振興財団(YMFS)は、当社の創立50周年記念事業として設立した公益財団法人です。2006年11月の設立以来、「スポーツを通じて夢・目標にチャレンジする人を応援する」さまざまな事業活動を展開しています。当社はYMFSの出捐企業として、同財団の事業活動を支援しています。YMFSの助成制度は非常にユニークです。まず、アスリートと研究者の交流機会を意図して設け、互いのチャレンジについての報告や意見交換により、日頃のトレーニングや研究活動では生まれない刺激や気づきを促しています。また、ファミリー的な風土もYMFSならではのものです。チャレンジャーOB・OGや審査委員が時には師範代や道場主となり、「質濃い(しつこい)サポート」でチャレンジャーの成長を促します。こうした支援体制の中で成長のきっかけをつかみ、世界トップレベルで活躍する選手や研究者も育ち、この分野の未来を担う存在となってい ます。伊坂 忠夫 (立命館大学 副学長)YMFS理事 スポーツチャレンジ助成 審査委員長スポーツチャレンジ助成アスリートや指導者、審判等のチャレンジを支援する体験助成、そして、スポーツ科学等の研究者を支援する研究助成を実施しています。これまでにのべ400名を超えるチャレンジャー(助成対象者)に助成を行い、それぞれの夢・目標の実現をサポートしてきました。YMFSの助成事業の特徴は、「情熱あふれる伸びしろの大きな未来人材」を支援することにあります。PDCAサイクルによる自己成長分析や、アスリートや研究者の交流を生む報告会など独自のカリキュラムにより「質濃い(しつこい)サポート」を行うことで、世界に羽ばたく未来人材の成長を後押ししています。公益財団法人ヤマハ発動機スポーツ振興財団(YMFS)チャレンジ☆ユニスポボッチャはパラポーツとして誕生した競技ですが、障がいの有無や年齢、運動能力等にかかわらず、誰もが楽しみ、交流できるユニバーサルスポーツです。YMFSでは静岡県下の小中学校で学術調査を兼ねた体験授業を進めています。スポーツチャレンジ賞スポーツ界の縁の下の力持ちを表彰しています。スポーツ振興に貢献した縁の下の力持ちを称えるとともに、その実像を通して「チャレンジすることの尊さ」や「努力は報われる」ことを社会に発信しています。第12回スポーツチャレンジ賞奨励賞 スクラムユニゾン51Yamaha Motor Co., Ltd. Integrated Report 2021

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