統合報告書2021年 日本語版(2020年12月期)| ヤマハ発動機
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ブースデザインのモジュール「BooM」をコンテンツとして用意し、各国のイベント内容に合わせて使用することで、多様でありながら一貫したブースデザインとしています。「意味」のデザインを生み出す産学コラボレーション活動デザイン開発プロセスのマーケティングへの“活用法”をデザイン企業目的である感動創造に立脚し、国内外の最先端の研究機関と産学共同の取り組みを進めています。人の心や社会に響く「感動」とは何か、そして、それをどのように創造すべきかについて、当社の経験や蓄積された“ART”と“科学”を融合させて研究することで、人や社会にとっての幸せを本質からデザインできるとともに、人が未だ気づいていない可能性から新たな価値をデザインすることも可能になります。これらの取り組みで得られるものは、お客さまにとっての「新しい意味」、そして、次世代の経験価値や幸せを創造するために欠かせない要素なのです。「Yamaha VR Marina」製品開発でのプロセス革新「Design DX」の研究と実装を「Y-DX2. 今を強くする」として、独自のアプローチで進めています。 2021年4月のジャパンインターナショナルボートショーで発表したバーチャルショールーム“Yamaha VR Marina”では、その技術を活用して展開しました。直接会場にお越しになれない方にも、実際にその場にいるかのような気分で当社のボートを隅々までご覧いただきました。京都大学との活動事例 「二輪車での文化創造プロセス」ART科学経験・顧客とのつながりアート思考社会学的分析心理学的分析社会構造の変化個人が抱える 憧れや不安新しい文化の 創造京都大学当社37Yamaha Motor Co., Ltd. Integrated Report 2021

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