統合報告書2021年 日本語版(2020年12月期)| ヤマハ発動機
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Creative Branding & Design多様性と一貫性を両立するアプローチ Autonomous Branding® 本社は枠組みとコンテンツを用意各事業・拠点はそれらを選択・活用し、自律的にブランディングを展開拠点A拠点B拠点Cコロナ禍におけるブランディング活動当社のステークホルダー、そして世界中のヤマハファンがともにこの危機を乗り越え、元気に笑顔で暮らせる日を取り戻すとの思いを込め、ロゴを創り、一つにまとめて発信しました。活動事例日本タイブランディングの一つの基盤となる当社独自の考え方が「オートノマスブランディング(Autonomous Branding®)」、つまりブランド活動の自律化です。「ヤマハらしさ」をもとに皆が自分ごととして「多様でありながらこころを一つに」する仕組みを考え、実践する取り組みです。私たちは、「ヤマハらしさ」は追求する答えであると同時に、その実現方法も ヤマハらしくあるべきと考えています。 また、デザイン領域においてもこの考え方を用い、多様な製品群でありながらも一貫性のあるデザイン開発を行い、クリエィティブに当社にしかできないことと、その「意味」を創造し実行していきます。オンラインによるYamaha Day(社内)をグローバルに実施し、社員のブランド意識向上につなげています。都市交通での移動の“安定感”をデザイン「TRICITY300」フロント2輪のLMW*の大きなメリットは 、 乗る人に与える“安定感”。そこに躍動的な機動力を表現し、都市部で求められる意味をデザインしたのが「TRICITY300」です。 “My Right Arm(ビジネスを支えてくれる右腕)”というデザインコンセプトに則り、292㎤エンジンのパワフルさとLMWの安定感を調和させるため、逆台形のシルエットでデザインしています。* LMW(Leaning Multi Wheel):モーターサイクルのようにリーン(傾斜)して旋回する三輪以上の車両の当社での総称。商標登録第5646157号36競争力を生み出す基盤Yamaha Motor Co., Ltd. Integrated Report 2021

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