統合報告書2021年 日本語版(2020年12月期)| ヤマハ発動機
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気候変動への取り組み(TCFDに基づく情報開示) ヤマハ発動機の対応 2 中長期目標:ライフサイクルCO2カーボンニュートラルを目指す当社のライフサイクルCO2排出量は、企業活動における自社の排出 スコープ1.2.が1.8%、それ以外の排出スコープ3.が98.2%です。最も高い排出源はスコープ3.カテゴリー11.「製品使用時」で、82.7%を占めています。また、その製品別では二輪車が65%、次いでマリンエンジンが19%となっています。 二輪車販売の85%を占めるアジア地域において小型で便利で安価なモビリティを提供することで、SDGsの観点から「モノとサービスの移動需要の充足」「生活圏の拡大」「職業や教育機会の選択肢の増加」など持続可能な成長に貢献するとともに、気候変動の課題解決に対しては、より燃費効率の良い製品の開発と普及を目指します。 グローバルな視点でカーボンニュートラル社会の実現を目指し、各国・地域のエネルギー政策や電力構成を考慮し、CO2排出削減に最も効果的な製品群(電動モデルや再生可能エネルギーを動力源とする次世代モビリティ)を提供していきます。 ライフサイクル全体のCO2排出量の内訳カテゴリー11. 製品ごとの内訳使用燃料 スコープ1. 0.5%使用電力 スコープ2. 1.3%スコープ3. 98.2%カテゴリー11. 製品使用時 82.7%2020年度 ライフサイクル CO2排出量23.7百万t-CO2二輪車 65%原材料 13.1%マリンエンジン 19%発電機・ 除雪機・ 汎用エンジン 7%その他 2.4%その他 9%スコープ1.2.目標CO2排出原単位国際的に認められた方法でオフセットする2010年2020年2030年2050年2035年2010年2020年2030年2050年2035年スコープ3.目標CO2排出原単位▲41%▲50%▲54%▲86%▲16%▲24%▲38%▲90%基準年基準年国際的に認められた方法でオフセットする外部環境具体的施策各国・地域のNDCs取り組み強化ESG投資のさらなる拡大電源構成クリーン化炭素税など環境規制強化理論値エナジー(省エネ活動)展開再エネ導入(太陽光発電 他)設備更新・工程改革熱需要設備 電化・化石レスオフセット外部環境具体的施策ICE系燃費規制強化EV化規制拡大電源構成クリーン化CN燃料普及 バイオ・水素・合成液体燃料などICE系燃費改善BEV商材拡充BEVモデル拡販CN燃料対応パワートレイン開発オフセット※ 環境省「サプライチェーンを通じた温室効果ガス排出量算定に関する基本ガイドラインVer2.3_2017年12月」に沿って、「排出量原単位データベース(ver3.1)」を活用し算出しています。※ 主に製品群(モーターサイクル、船外機、産業用ロボットなど)からの排出を合計した削減目標です。28持続的な成長に向けてYamaha Motor Co., Ltd. Integrated Report 2021

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