資本の財源および資金の流動性 当社グループにおける主な資金需要は、製品製造のための材料・部品等の購入費、製造費用、製品・商品の仕入、販売費及び一般管理費、運転資金および設備投資資金です。 運転資金については返済期限が1年以内の短期借入金で、通常各々の会社が運転資金として使用する現地の通貨で調達しています。設備投資資金については原則として資本金、内部留保といった自己資金でまかなうこととしています。 資金の流動性管理にあたっては、適時に資金繰り計画を作成・更新するとともに、手元流動性を適度に維持することで、必要な流動性を確保しています。 キャッシュ・フローの状況 営業活動によるキャッシュ・フロー税金等調整前当期純利益1,206億円(前期:1,369億円)や減価償却費497億円(同:464億円)などの収入に対して、売上債権および販売金融債権の増減額合わせて295億円の増加(同:350億円の増加)、たな卸資産の増加174億円(同:366億円の増加)、仕入債務の減少71億円(同:83億円の減少)などの支出により、991億円の収入(同:589億円の収入)となりました。投資活動によるキャッシュ・フロー固定資産の取得による支出587億円(前期:540億円)、投資有価証券の取得による支出234億円(同:29億円)などにより、797億円の支出(同:483億円の支出)となりました。2019年12月期の経営成績の解説と分析 設備投資 当期においては、合計581億円の投資を実施しました。 ランドモビリティ事業では、二輪車の海外での新商品、フィリピンの生産能力増強、国内での研究開発等に363億円、マリン事業では 船外機を中心とした国内生産能力増強、生産設備の老朽化更新等に117億円、ロボティクス事業ではサーフェスマウンター、産業用 ロボットの新商品研究開発等に23億円、その他事業ではゴルフカーの新商品、自動車用エンジンの研究開発等に78億円の投資を実施 しました。Fact Data84Yamaha Motor Co., Ltd. Integrated Report 20201株当たり純資産/自己資本比率(円) (%) 1株当たり純資産 自己資本比率2,5002,0001,000201520162017201820190504020500101,5003002,019 46.01.31.21.12015201620172018201901.13総資産回転率(回)
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