ヤマハ発動機 統合報告書2020
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199020102000技術を融合した製品で 社会課題に貢献農業分野の薬剤散布など重労働な作業を軽減するため、小型エンジン技術、FRP技術、制御技術を活用した産業用無人ヘリコプターの開発に着手。現在は農業分野における省人化・効率化に貢献するほか、研究機関などによる学術調査、防災業務、 測量・観測業務などに活用されています。持続可能な社会に貢献する 多様なモノづくりコア技術と先進技術を掛け合わせ、二輪車やマリンの製品群を進化・多様化するほか、1990年代より取り組んできた新興国における「クリーンウォーターシステム」設置のプロジェクトを推進しています。住民による自主運営を可能とすることで、きれいな水の安定供給により社会課題の解決に貢献しています。「感動と環境の両立」への 取り組み1993年に世界で初めて量産化した電動アシスト自転車「PAS」で培った制御技術と最新のヒューマンインターフェイス技術を応用し、排気ガスや騒音がない環境にやさしい電動コミューターを実用化しました。併せて推進していた燃料電池車の研究は、現在の新しいモビリティ開発につながっています。1993国内初の電動アシスト自転車「PAS」1987産業用無人ヘリコプター「R50(L09)」2010小型浄水装置「ヤマハクリーンウォーターシステム」2017細胞(塊)ピッキング& イメージングシステム「CELL HANDLERTM(セルハンドラー)」2018スポーツLMW*「NIKEN」1995車いす用電動ユニット「JW-I」2002電動コミューター「Passol」1987プリント基板の表面実装機「YM4600S」2014LMW*「TRICITY」* Leaning Multi Wheel(リーニング・マルチ・ホイール): モーターサイクルのようにリーン(傾斜)して旋回する3輪以上の車両の当社での総称。5Yamaha Motor Co., Ltd. Integrated Report 2020

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