ヤマハ発動機 統合報告書2020
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取締役および取締役会 当社の取締役会は11名(うち社外取締役4名)で構成されており、 原則として毎月1回開催するほか、必要に応じて随時開催されます。 取締役会の議長は、特定の管掌領域を持たず、執行には携わっていません。 当社の取締役は、株主の皆様に対する受託者責任として、株主の 皆様を含む様々なステークホルダーの視点・立場を十分に理解し、 当社の持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を果たすため、 十分な情報収集を行い、関連する法令、必要な規程等を理解し、取締役会、経営研究会その他の重要な会議で積極的に意見を述べ議論を尽くし意思決定を行います。2019年度は月例経営研究会を7回、役員研究会を1回開催しています。 取締役会の実効性評価 当社取締役会は、コーポレートガバナンス基本方針を踏まえ、取締役会の果たすべき役割・責務等の実効性について、取締役会全体としての分析・評価を毎年実施しています。 その分析・評価は下記の観点に基づき実施し、結果の概要を適切に開示します。評価観点 ① 取締役および取締役会の役割・責務② 取締役会と経営陣幹部(執行役員)の関係③ 取締役会等の機関設計・構成④ 取締役および取締役会の資質と知見⑤ 取締役会における審議⑥ 株主との関係・対話⑦ 株主以外のステークホルダーへの対応評価プロセス経営企画部を事務局として、以下のプロセスで取締役会の実効性の評価を実施しました。• 当社取締役会の目指す姿の7つの評価観点および過去の評価結果を踏まえて更新した質問票による自己評価調査• 第三者機関による取締役会調査、調査結果分析およびインタビューの実施• 自己評価および第三者評価結果分析、前年評価との対比による改善状況の確認• 分析結果に基づいた、取締役会での実効性評価の共有、取り組むべき課題についての審議評価結果当社取締役会は、中長期的な企業価値の向上や持続的な成長の実現に向けての有効な議論および取り組みの工夫を積極的かつ継続的に実施しており、2030年を見据えた長期ビジョンならびに2019年からの中期経営計画の達成に向けて、十分な実効性を確保できていることが確認されました。 特に当社取締役会が、社外取締役・監査役の発言を十分に尊重し、建設的な議論・意見交換が行われる風土が醸成されていること、取締役および取締役会の役割が明確化・共有化されていることが 評価され、当社の経営戦略上の重要な課題が適切に議論されていることが確認されました。 また、第三者機関による評価により、当社取締役会の実効性に対する認識について、従前の自己評価に照らして大きなかい離はないことが確認されました。 当社は、今後も本評価を踏まえ把握した課題について継続的な 改善活動を推進するとともに、評価プロセスに定期的に第三者機関による関与を取り入れつつ実効性のさらなる向上に取り組みます。64コーポレートガバナンスYamaha Motor Co., Ltd. Integrated Report 2020

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