ヤマハ発動機 統合報告書2020
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社外取締役対談感動を創造し続ける企業であるために、 ガバナンスにおいてもさらなる進化を図ります。社外取締役の上釡健宏氏、田代祐子氏に、ヤマハ発動機のガバナンスへの評価や目指す方向性、 また、ヤマハ発動機に期待したいことについて議論していただきました。 ガバナンスへの評価上釡 田代さんが社外取締役に就任されたのは1年半ほど前となりますが、ヤマハ発動機のガバナンスについて、当時どのような印象を抱かれましたか。田代 ヤマハ発動機の取締役会に初めて参加した際、上釡さんを含め、社外取締役の皆さんが各議案に対して積極的かつ率直に意見をぶつける姿に大変驚かされました。私は他社でも社外取締役を務めていましたが、ヤマハ発動機ほど議論が白熱するところは珍しく、取締役会が非常に機能している会社であるという印象を受けました。上釡 私自身が社外取締役に就任したのは田代さんの1年前で、 取締役会議長の柳会長が監督に専念されたタイミングでした。柳会長が強い指導力をもって議論が活発化するような方向にもってきたことで、今の取締役会の雰囲気がつくられてきたのではないかと思っています。社外取締役がざっくばらんに言いたいことを言える雰囲気がありますし、それに対して執行側の皆さんが真摯に応えていただける。非常に風通しの良い取締役会であると感じています。田代 その通りです。取締役会の議案について、私たち社外取締役から「ここは違うのではないですか」と意見が出たときには、「もう一度検討します」とか、場合によっては「これについては取り下げます」など、非常に柔軟な対応をしていただいています。これは、日本の会社で社外取締役上釡 健宏社外取締役田代 祐子54コーポレートガバナンスYamaha Motor Co., Ltd. Integrated Report 2020

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