YAMAHA INTEGRATED REPORT 2018
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企業と地域社会との共存共栄ヤマハ発動機グループの活動拠点は世界各地に所在し、地域社会の人々に支えられて事業活動を行っています。また、私たちの製品が世界各地の人々に利用され、より豊かな生活に役立つよう願っています。私たちは企業と地域社会との共存共栄を図り、持続可能な関係が重要であるとの認識に立ち、そのためには地域のステークホルダーの皆さまと日常的なコミュニケーションを通じて信頼関係を維持・向上することが大切であると考えています。重点領域グローバル課題ローカル課題取り組みテーマ将来を担う人たちの育成地球環境の保全交通安全普及地域社会の課題解決活動内容・スポーツを通じた心身の育成・モノ創りを通じた創造性の育成、など・地域社会への環境教育・生物多様性の尊重、など・社会への交通安全教育・啓発活動、など・当社製品や人材、ノウハウを使った地域支援、など将来を担う人たちの育成ヤマハと共同で子ども「モノづくり講座」を開催同じブランドを使用する楽器のヤマハとヤマハ発動機は、「ふたつのヤマハ。ひとつの思い。」のテーマを実現するイベントとして子ども向け「モノづくり講座」を共同で開催しました。楽器の製造工程で出る端材・廃材を使ってアフリカ民族楽器を作り、音の出る仕組みを学ぶヤマハの「♪親指ピアノ『カリンバ』を作ろう」と、釘が磁石になる電磁石の実験やモーターコア部にニクロム線を巻いてモーターを作り模型自動車に取り付けて電気自動車を走らせる当社の「モーター工作教室」をヤマハコミュニケーションプラザで開催しました。地球環境の保全青い海のためのビーチクリーン活動ヤマハモーターベトナムでは、青い海のためのビーチクリーン活動を2015年から場所を変えながら継続していて 4年間累計で2,500人の参加となりました。このイベントは役員、従業員とその家族が夏休みを利用して早朝からビーチを歩きながらビンやプラスチック、ビニール袋などを集めるもので、地球環境保全活動の重要性を地域住民や観光客に気付いてもらう効果もあり、社会活動を通して環境や地域社会へ貢献し感動を与え続けています。交通安全普及専門学校をパートナーにして若年層交通死亡事故削減へヤマハ発動機グループでは、世界各地で二輪車の交通事故減少を目的とするさまざまな安全運転プログラムを実施しています。タイ・ヤマハ・モーターでは、2018年にタイ国内6カ所の専門学校と安全教育に関する包括契約を締結し、若年層の交通死亡事故削減に向けた活動を開始しました。今後は11カ所まで提携拡大の予定で進めています。地域社会Yamaha Motor Co., Ltd. Integrated Report 201874

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