YAMAHA INTEGRATED REPORT 2018
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2016年には「YEP」(Yamaha Exchange Program)制度を導入し、海外子会社の人材を本社の部長級以上の管理職に配置しています。グローバル人材開発部の現職部長は、ヤマハモーターヨーロッパから本社に派遣された外国籍の社員です。当社では「企業活動の原点は人」という基本認識のもと、人権に対する考え方を「CSR基本方針」「倫理行動規範」の中で明示しています。その上で、持続的な成長を確保するために異なる経験、スキル、属性を反映した多様な視点や価値観が重要と考え、多様な人材の確保を目指しています。[女性の活躍促進]女性の管理職登用数を2020年までに2014年の2倍、2025年までに3倍とする目標を掲げ、活動を推進しています。[障がい者の能力活用]能力と適性に応じて活躍できる場の提供と社会的自立の促進を目指し、「ヤマハモーターMIRAI株式会社」を2015年10月に設立。部品包装から社屋清掃、データの入力対応などへと業務分野を拡げ、社員の働きがいやモチベーションの向上を図っています。[多方面からの人材育成]当社ではさまざまな人材育成プログラムを充実させています。階層別・機能別・海外現場体験・トレーニー・留学支援などのほか、コーチング研修ではチーム力を高め組織としてのパフォーマンスを高めています。[仕事と生活の両面支援]当社では社員のワークライフバランスを確保した職場づくりを目指しています。育児休職・介護休職のほか、看護休暇やフレックスタイム制度、短時間勤務制度、配偶者の海外駐在赴任帯同に伴う退職者の再雇用制度など、各自の状況に適した働き方ができるように制度の充実を図っています。[職場の安全衛生]労働安全衛生マネジメントシステムに基づいてリスクアセスメントを行い、職場の潜在的な危険性や有害性を発見することで、労働災害の予防に努めています。[社員の健康]社員の健康の維持・増進のためにさまざまな取り組みを行っています。海外駐在者の多い当社では予定者へ感染症や健康管理全般について赴任前研修を実施しています。ヤマハ発動機は、特に優良な健康経営を実践している企業や団体として経済産業省から2018年に「健康経営優良法人~ホワイト500~」の認定を受けています。多様性を生かした組織づくりYamaha Motor Co., Ltd. Integrated Report 201853

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