YAMAHA INTEGRATED REPORT 2018
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価値創造を支える活動マーケティングMarketing in Salesにおける知見は個人に依存しやすく、暗黙知として伝承されがちです。GMSMは、これらの暗黙知を形式知化してグローバルに共有し活用していく場として2015年にスタートしました。The Global Yamaha Way Marketing in Salesに沿って実践された世界各国の成功事例が共有され、そこから得られた学びが各々の顧客接点の現場で実践されることで、世界におけるヤマハの市場競争力を高めていくことを目的としています。そのためには成功事例をマニュアル化して世界展開するのではなく、参加者が共通フレームワークを使って成功事例の事実整理を行い、成功要因を分析することで、事例の背景にある考え方を教え合い、学び合う議論形式(Teach & Learn)を取っています。GMSMはこれまで6回開催され、54の成功事例が共有され、35の事例に横展開されています。GMSM<Global Marketing in Sales Meeting>The Global Yamaha Way in Marketing in Salesマーケティングとは、お客さまのニーズをすべての企業活動の原点ととらえ、絶えずお客さま満足を高めることによって持続的な成長を追求する活動です。その中でも、販売・アフターセールスに携わるメンバーが取り組むべきマーケティングを「Marketing in Sales(MiS)」と呼び、その活動のベースには、ヤマハブランドを背負い、ヤマハファンを育ててきた先人たちの知見や、ヤマハらしさを支えるために大切にされてきた考え方が存在します。それらを共通価値として明文化したものが、「The Global Yamaha Way in Marketing in Sales」です。目的ディーラー、ディストリビューター、ヤマハ発動機が共になり、 チームヤマハとしてヤマハのお客さまを増やしていく。共通価値とノウハウを後世に引き継ぎ、チームヤマハの人材を 育成していく。原理原則[Vision]生涯にわたるヤマハのお客さまをつくり続ける。[Mission]お客さま中心、既存の枠にとらわれない発想で 結果にこだわる。人材/チームの目指す姿チームヤマハの人材/チームはヤマハを愛し、 チームプレーで取り組み、専門性を高め、やり抜く。Yamaha Motor Co., Ltd. Integrated Report 201850

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