YAMAHA INTEGRATED REPORT 2018
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価値創造を支える活動IT戦略 ヤマハ発動機グループの成長戦略をIT・デジタル技術・データの戦略的活用で加速させるべく、2019年1月に新たにIT本部が発足しました。IT本部では、新中期計画において下記5つのテーマ領域に注力して取り組み、グローバルでデジタルトランスフォーメーションを推進します。ヤマハ発動機グループのデジタルトランスフォーメーションを推進するうえで、本社と各拠点はもとより、世界中の工場設備や、ネットワーク接続された製品、そしてさまざまなデバイスを接続するインフラが必要となります。それに向けて、新たな技術を採用した次世代ITインフラの設計と構築に取り組んでいきます。Accelerate the Yamaha Growth Strategy by IT, Digital, and Data.デジタルトランスフォーメーションを支える次世代IT・デジタルインフラの構築これまで、ヤマハ発動機グループのオペレーションを支える基幹系ITシステムは、地域や業務プロセスごとに最適化されていました。一方で、グループ連結での迅速な経営・事業判断を行うためには、個別最適のシステムは足かせになりかねません。こういった状況を踏まえ、2024年末までの6カ年で、グローバルの基幹系IT基盤システムを刷新していきます。これより、迅速意思決定・予知型経営の実現と、社内リソースの差別化領域へのシフトを加速していきます。グローバル連結データベース構築と基幹系ITシステムの刷新~ 迅速意思決定・予知型経営を実現、同時にリソースを差別化領域にシフト• グローバル連結データベース構築(第1層:連結経営管理、第2層:デジタルデータ基盤)• 各拠点基幹系ITシステムの刷新(ERPパッケージの最大活用)• 各拠点ITシステムと連結データベースを結ぶコードの標準化とデータ連携基盤の構築基幹系ITシステム刷新全体イメージヤマハグローバル機能【第二層】デジタルデータ 基盤【経営ダッシュボード】デジタルデータ活用グローバルSCM連結経営管理グローバル共通マスタ連結経営DB統合インターフェース日本会計調達生産販売・物流補修部品サービスマーケット北米欧州アジア中・台中南米オペレーション製品マーケティング【第一層】連結経営管理基盤統合インターフェース【拠点層】ヤマハ子会社機能独自性不要なプロセス:ERPパッケージ独自性必要なプロセス:専用の仕組みYamaha Motor Co., Ltd. Integrated Report 201846

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