YAMAHA INTEGRATED REPORT 2018
4/90

統合報告書を発行するにあたってART for Human Possibilitiesを旗印に、2030年に向けた変革を進めていきます。世界では、人々の価値観が多様化し、また地球環境や社会を取り巻く課題は深刻かつ複雑になっていくと想定されます。このような社会の変化に対応するため、パリ協定やSDGs(持続可能な開発目標)の目標達成に向けた取り組みが進められており、企業には長期展望に立った事業変革や、事業を通じて社会課題の解決に貢献することが求められています。このような中で、ヤマハ発動機では、2030年に向けた長期ビジョン「ART for Human Possibilities」と、その実現に向けた最初の中期経営計画を策定しました。新中期経営計画では、長期ビジョンの注力領域である「Advancing Robotics(ロボティクスの活用による知的技術)」「Rethinking Solution (ヤマハらしいソリューション)」「Transforming Mobility(変革するモビリティ)」をテーマに、既存事業の成長と新規事業の開発に取り組んでいきます。長期ビジョン実現に向けた取り組みをお伝えするためのコミュニケーションツールとして統合報告書を作成しました。当社はこれまでアニュアルレポートを発行してきましたが、長期視点の取り組みの進捗状況をお伝えする必要性や、中長期視点の情報開示に対するステークホルダーの皆さまからの要請が高まってきたことを受け、今年から統合報告書を発行することにしました。本報告書は、IIRC(国際統合報告評議会)が提唱する「国際統合報告フレームワーク」、および経済産業省が発行した「価値協創ガイダンス」を参考にしながら、皆さまとの対話に役立つコミュニケーションツールとすべく、当社の取り組みをわかりやすく開示することを心がけ、真摯かつ誠実に作成していることを表明いたします。代表取締役社長社長執行役員日髙 祥博Yamaha Motor Co., Ltd. Integrated Report 20182

元のページ  ../index.html#4

このブックを見る