技報No.5 eBook | ヤマハ発動機
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a一『一3.18.4XlO−623.OXIO−61.7}2.OXIO−616.8XlO−6Al7.868.932.79.718.0 ,1)電気伝導度(Cuを100として)熱膨張係数レ℃,柏00℃)}・・4.512.705164.01,0012.金属チタンの物理的性質3.チタンおよびチタン合金の分類と機166866015301083旧0一 94一FeCu融点(℃)密度(9/ov)電気抵抗(μ含cm)透磁率a)α晶(hcp)b)β晶(bcc)図2 Tiの結晶構造のタイプ類によってα#β変態温度が変化し,また(α+β)2 チタン鉱石は,一般に,中間生成物TiCl、を経て,表1 金属チタンの物理的性質と他の金属元素との比較  である。  かなり小さい。  小さい。 元素としてのチタンは,地殼中に比較的多く存在し,クラーク数では,Mgに次いで,第9位である。しかし,鉱石のほとんどは,酸化物であり,チタンと酸素原子の間の非常に強い結合力のため,還元には,大きなエネルギーを必要とする。クロール法(Mg還元)あるいはハンター法(Na還元)により,スポンジチタンと呼ばれる多孔質の金属チタン塊となる。このスポンジチタンが,工業材料となるには,さらに,二重真空アーク溶解による高純度インゴット化が必要であり,所定の製品形状を得るために,圧延又は鍛造および熱処理のプロセスを経なければならない。 表1に,純チタンの物理的性質を,他の代表的な金属材料と比較して示す。 上表からわかるチタンの特徴として,次のようなものが挙げられるt2)1)融点は1668°Cで,鉄より約140°C高い。2)比重は4.51で,鉄の約60%,アルミの約1.7倍3)電気伝導度,熱伝導度は鉄やアルミに比べ,4)熱膨張係数は,鉄の70%,アルミの約40%と5)非磁性である。 なお,純チタンの結晶構造は,882°C以下で図2−a)に示すようなhcp(稠密六方格子)構造であり,それ以上の温度では,bcc(体心立方格子)構ものをα相,bcc構造のものをβ相と呼ぶ。こうした特徴的な結晶構造は,チタンの変形挙動を考えるのに,きわめて重要な意味をもつ。 工業材料としてのチタン材は,室温付近における主たる構成相によって,表2のように分類される6)α一Tiのうち純チタン系のものは,含有する酸素量によって等級(grade)がつけられている。酸素量が多いほど,材料の耐力,引張強さは高く,伸びは低くなる(4)(図3)。 チタンに合金元素を添加してゆくと,元素の種相領域が出現するようになる。例えば,Aeは,α相を安定化させる働きがあり,Vは,β相を安定にする効果をもつ。SnやZrは,添加してもあまり大きな影響がないので,中性元素と呼ばれる。このほか,共析型の状態図を生じる元素を含め、4種類のグループに分類することができる(図4)。造(図2−b)となる。チタンでは,hcp構造の  械的性質

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