技報No.5 eBook | ヤマハ発動機
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⊂ スタートスイッチ‘3.操作と運動性チャインロックプレート①ハウジングペアリング(ジェットカップリンク部)②ダクトインテーク③ハウジングインペラ④インペラ⑤ダクトインペラ(静翼)⑥ノズル⑦ノズルデフレクター⑧スクリーンインテーク⑨プレート図6 ステアリング系統     図7 ジェットユニット一 23一ことが出来るが,ウォータービークルはジェt ・tト図8 直線航走時の船底水面と水圧 ウォータービークルは比較的,簡単な操作により航走することが出来る。図6はステアリング系統を図解したものである。ステアリングバーの右端にはアクセルレバーが付き,左端には始動,停止の為のスタートスイッチ,ストップスイッチが付いている。またストップスイッチには操縦者が落水した場合にエンジンを停止させる為のロックプレートが付くようになっている。 スタートスイッチを押しエンジンが始動すると,プロペラの付いているジェットユニット内のシャフトは,エンジンに直結になっているのでアクセルレバーを握ることにより,そのまま最高速まで引き出すことが出来る。図7を参考にされたい。 ステアリングは,プシュプルケーブルにより,ノズルデフレクター(ノズル舵)に連結しておリステアリングバーを左右に操作することによって,ノズル舵が左右に動き旋回することが出来る。    o, ’㍉/つ/ この点,ウォータービークルに採用している,ジェット推進機構のステアリング操作とボートでのステアリング操作には大きな違いがあるn一般的なボートでの舵切りは船底部に突起した舵が,船体の速力による水の抵抗を受けて舵を効かせるユニット内で発生する噴流(ヌ、ラスト)をノズルデフレクターで受けて舵切りを行うので,エンジンの回転が低い場合には舵切りの性能が低くなる。しかし,船底部に突起が無い為,比較的浅い所でも航走できる利点がある。ウォータービー一クルはこの有利さを生かし,かつ舵切り性能をジェットの噴流と操縦者の体重移動によって行うことで今までにない高運動性を行ることが出来た。 図8,図9は,直線航走と右旋回のチ・x’Jインを効かせたエヂングターンとスピンターンの時の船底水面と重心の位置関係を示したものである。 直線航走では図のように船底全面で水を切るのではなくて,チャインより内側のストライプで水を切るようにし,船体に水が触れる面積を小さくし,速力性能を向上させている。ノt

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