技報No.5 eBook | ヤマハ発動機
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 5−2 儀装の変遷てきた。図5−8にVMX−540のリトラクタブル式図5−5図5−6図5−9一 11一(4)フレーム材料の変遷での評価も高い。            耐衝撃性プラスチック使用 フレームに関しては上記モノコックフレームとは別に新構造の研究も進められており,’88モデルSV−80では,量産モデルとしては初めてパイプフレームが採用された。(図5−5) パイプフレームの開発に際しては,構造解析のノウハウ等,社内他部署の技術蓄積が大いに役立った。協力を頂いた方々には深く感謝している。 従来スノーモビルフレームは,鉄とアルミの組合せが一般的であった。しかし近年は,プラスチック材料が目ざましい進歩をとげた結果,フレーム部品にもプラスチックが積極的に使用す様に外板部であるが,鉄又はアルミに比べ耐衝撃性一特に形状復元性に優れる事から,市場 プラスチックに関しては,過去にも色々な材料がトライされてきたが,現在は変【生PP系の材料が主流となっている。−40℃での低温衝撃性一 般的であるが型費低減の為,生産台数の少ないモデルは真空成形で行っている。図5−−7にレームを示す。は勿論の事,マフラーに近い箇所等では高い耐熱性も要求される為,使用可能なプラスチックも限定されている。成形はインジェクションが真空成形ベリーパンを採用しているVK540のフ図5−7 フレーム外板に初めてプラスチックを採用した頃は,強度に対する懐疑から市場の反応も冷やかな面があった。しかし,プラスチックの評価が高まるにつれ見方も変り,最近ではスノーモビルのベリーパンはプラスチックでなければならないと言われる程になっている。 スノーモビルの完成度が高まるにつれてスタイリングに対する要求もより高度なものとなってきた。空力特性の改善,防風,防雪性の向上がスタイリングの重要テーマとなり,こうした中からリトラクタブル式ヘッドライト,ハンドルー体式ウインドシールド等の暫新なフィーチャーも生まれ図5−8されつつある。主な使用箇所は,図5−6に示

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