技報No.4 eBook | ヤマハ発動機
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力して鋳造型CAD/CAMシステムを作り込む2.開発の背景とねらい 現在,主流となっているCAD/CAM適用部響を及ぼす鋳造部品のCAD/CAMによる試作3.エンジン性能部品のモデリング 世間一般に,CADとCAMとは,太いパイプM業務をCAD, CAMの中のCAD(以下, C吸気ポート一 56一排気ポート図1 エンジン性能部晶ことにした。電算処理一11程を踏める,カバー,ケース類の他に,目を設定した。 (1)エンジン鋳造部品の品質,精度向上 (2)試作工数の低減 (3)後工程(機械加工等)工数低減項目抽出した。 (1)自由自在にモデリングが行える面処理機能の (2)UDL(Unicad Design Language)を使用し,Illlを眺めてみると,プレス部品のように板内形状を基準として板厚分のオフセットをし,プレス方案を加えて上下型にて部品を製作するもの,樹脂部品のように,外観形状を基準に肉厚分のオフセットを考慮し,内側にリブ形状,他にランナー,ゲート等の型方案を付加し,キャビティ,コアにより部品を製作するものなどがある。 エンジン鋳造部品の場合には,樹脂部品に似た主型,中子型等,複数の型により部品製作を行う,エンジン性能部品図1や吸気系部品がある。 従来,エンジン性能部品は,直接性能に影響を及ぼす割には完ぺきな形状定義がされておらず,高度な技術を持った技能者が勘と経験を頼りに形状のアレンジを行いながら試作型製作を行っており,技能者の個人差による品質,精度のバラツキ,対称形状での部品のバラツキ,高技能者不足等の問題が提起されており,試作から生産,生産から更新型,新規開発において不確実な要素の入り込むケースが多かった。そこで、エンジン性能に影型開発を行うにあたり,重点目標として下記4項 (4)波及効果として,エンジン形状不確定部の解  消 これらを達成するためのキーとなる技術を,5  強化と利用技術の獲得(3)特別な教育を必要としない,CL(Cutter  Location)計算用パートプログラム創成機能 (4)安定した,複合曲面CL計算機能(5)CL編集効率を上げるための会話型CL編集機  能で繋がっており,設計で作られたCADデータは,が総て行えると考えられがちである。確かに,一部の部品に於いては,これも現実なのであろうが,エンジン鋳造部品は,この例には乗らない。もし,この流れに乗せるものとしたら,設計から製造ま  利用技術を折り込んだCAM専用機能の開発そのままCAMとして利用できNCによる刑彫りでの総てを知り尽くし,CAD操作も巧みなスーパー・エンジニアが作ったCADデータは,比較的素直にCAMに繋がると言うことにはなる。そこで現実には,エンジン鋳造部品のCAD/CAAM/CADと記す。), CAMの3つに分類し,CADにて作成されるデータをCADデータ, CAM/CADで作成されるデータをプロダクトデ

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