コストダウンコ0 ストアップ 2−2 第2ステージとしての軽量化 SAEの材料関係の発表論文中,5割以上は操縦性等のメリットにより軽金属,樹脂等の材修 時・ ’C/D 」= Y〔1}構造解析等による設計,手法②材料+生産技術 (ex.ハイテン,醐旨焼結)材料変換によるW/D(ex.軽金属樹脂,セラミック) (1)鉄鋼材料 (c)騒音二・振動図8 軽量化とコストの動き (c)第3ステップ 〜90年以降? い。てみたい。 (2)軽量化の動向一 68一事が多い。ただ,材料開発とその加工方法が組みあわせて開発され,自動車の生産技術として完成されてはじめて,生きる技術,生きた材料となり得る”事を強調されているのは,当然といえども,傾聴に値する言である。図7において,最近動きが大きいのは,次の3つの様に感じられる。 (a)性能向上一耐食性向上 例えば,凍結防止の為、道路に塩をまく為, 表面処理鋼板,アルミ等を使用せざるを得な これに関するといわれている。 (b)軽量化一材料代替 (b)と逆行するが,車内外の騒音対策が商品価 値をあげるともいわれている。遮音,吸音材 の開発が待たれているが,なかなか困難を伴 なっている。 以上の中から,特に軽量化について更に言及し 自動車関係の軽量化を図8の様にモデル化してみた。縦軸にコストをとり,横軸に時間軸をとり曲線と時間軸との距離が軽量化度を示す。 (a)第1ステップ 〜80年代前半 オイルショック後,低燃費が重視され,その最大の達成手段としての軽量化が図られた時期に相当する。コストを低下しつつ,軽量化を達成できたのが第1ステップである。自動車重量にまだまだ余裕があり,①構造解析手法を用いて,主に設計的に,軽量化を図る。②ハイテン,樹脂,焼結等,コストアップしない範囲での材料置換が行なわれた。販売価格が上げれない制約条件もあった。 (b)第2ステップ 〜80年代後半 販売価格の上昇によって,第1章で述べた様に材料選択の自由度が大きくなった(コスト・アップが吸収できる)事と,足まわり部分の塩害対策,料使用が開始された。材料代替による軽量化が高級車(New RX・7,ソアラ,フェアレディZ)を中心に採用されつつある時期といえる。現在は,この曲線のXぐらいの位置ではないだろうか? 同一系材料(例えば,鉄鋼→鉄鋼,アルミ→アルミ)の材料置換は,設計,製造法がほぼ同一である為大きなリスクはないが,鉄鋼材料から,アルミや樹脂への変換は,それなりのリスクを伴う為どうしても,安全サイドの材料,設計,製造を行う。軽量化度が高まり,量的増加,品質安定してくると、軽量化材のなかでのコスト・ダウンが行なわれると予測される。M/Cは恐らく,アルミ化の進んだ機種で,Y位の位置ではないだろうかと推測する。予測では,1990年でも,自動車材料構成比は,大きく変わらないとされているが,果して,そうであろうか?疑問をもつ一人である。 前章で,全体動向を述べたが,第2ステージ,即ち材料代替期の時例を,ここでは述べたい。 図4に示した様に車重全体の約77%は,鉄鋼で
元のページ ../index.html#72