技報No.3 eBook | ヤマハ発動機
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」ー輪判e睾ー技術の進歩一 自動車及びモーターサイクル用材料一第1研究部 材料研究課    山田  徹導体へと発見する度に,オーダー毎の進歩をもたらした。先端は,宇宙産業から,身近な所では,超硬工具(WGCo系)による切削速度の高速化に至るまで,新素材か,キーテクノロジーであった例は,枚挙に暇がない。先端技術と材料の関連は,第1報に既述してあるので参照されたい。 さて翻って私達が属する輸送機器産業における材料の位置,役割はどうであろうか?                     (1) 図3に,製品・材料等のg当たりの単価を示す。製品面からすると,2000cc乗用車で,1.4〜1.7円用車よりも高い。M/Cを更に排気量別に分類すると,表1に示す様に,排気量が大きくなるにつれて,g単価は高くなっている。 g単価の大きい方へ眼を移すと,電卓60円/g,旅客機BO−747は115値(飛行機は極めて高い)等,種々の条件を考慮に入れる必要はあるが,軽簿短少化,高付加価値化の指標として簡便である。50cc125〜400cc500〜750cc表l M/Cのg当たりの単価4.45.0        /十1g当たりの単価   (円/9)1.8〜2.22.2〜3.03。0〜3.5          項目排気量最大値(円/9)図1 技術進歩の不連続性  図2 技術進歩のラセン性ぽ〆一 65一/gに対し,M/Cは,約1.8〜3.5円/gとな}),乗円/g,戦闘機F−15は1,650円/gとなっている。勿論,製品g単価を見る場合,(1)生産量(2)耐久寿命(旅客機は約15〜20年)(3)ランニングーコストの価 一L業の進歩は,不連続に進展すると云われている。図1に示す様に,階段状に進むと仮定された時,大きな進歩か行なわれる前後に数多くの小進歩かあるとモデル化される。又図2に示される様にらせん階段状の様相にモデル化される場合もある。一見,逆戻りしていると見えても,全体としては,とにかく先に進んでいるというのである。 この様な不連続又は飛躍的な進歩は,一体何によって為されるのだろうか?数多くの識者によれば,それは主に材料の発見による事が指摘されている。1948年ベル研究所のショックレーによる半導体の発見が,今日の電気,情報産業の隆盛をもたらしたといっても過言ではなく,ゲルマニウムに始まり,シリコン,ガリウムひ素等の化合物半     年 代Pt最近の話題(III)1.はじめに材料技術における

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