技報No.3 eBook | ヤマハ発動機
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巨        4−2 作 動点より水素供給弁が開き始め,88°BTDCで閉じる。点火は60°〜5°BTDCの範囲で負荷に応 4−3 設計上のポイント 4−4 安全対策・気ボー・C)}1}ii形  式1白:列4気筒88.5×80mm排  気  量圧  縮  比クロスフローOVERLAPTDC I   i1,968c㎡8.5BDCBDCCOMPRESSiONTDCFR〔那 ”水素ポート “水素カム水素マニホールド ガスシール水素弁ガイド吸気カム   REAR _        /水冷四サイクル火花点火機関シリンダ配列ペントルーフ吸排気戊∫式4個/気筒(吸気2、排気1,水素1)弁    数しくなる。図5 試作機関ω内径×行程燃焼室形状動弁機構 DOHC表3 基本賭兀 排気カム一 39一し通路が設けられている。図6 カムダイヤグラム水素供給通路はシリンダー上面に出て,水素マニホルドにより,ヘッドカバー内をシリンダヘッド後面に導かれている。水素供給弁とそのガイド部にはガスシールが設けられており,ガスシールとオイルシールの間より吸気系につながるリーク逃 弁作動のダイヤグラムを図6に示す。二つの吸気弁はそれぞれ作用角が異り,一方が早く開き,遅くまで開いている。吸気行程の終りに近い下死じて変る。排気行程は通常エンジンと同様である。 本方式の脇路は吸気弁時間開度面積に制約が集中している点にあり,それをどう広げて,全体の調和を保つかにある。つまり,吸気弁の大きさは,水素供給弁が増えただけ小さくしなければならず,その開度で言えば,開き側は,逆火の防止のため排気弁とのオーバーラップはつめる方向であり,閉じ側は,水素供給弁とのオーバーラップで,これ又つめる方向である。この対策としては,今回はボア径は変えられなかったので,吸気弁を2弁として,まずその弁リフトに対する開度面積をかせぎ,更にその一方の弁の作用角を開げて,少しでも時間,開度面積を大きくする方法をとった。 水素供給弁については,水素ガスの必要流量を流せる最小弁径を選択しないと,3kg/cml Gのガス圧がかかるため,バルブスプリングの設計が難 水素ガスを扱う上で忘れてはならない注意事項が二つある。一つは可燃範囲が広く,着火エネルギーが小さいことも含めて,非常に火が着き易いこと,二つめは,リーク量が思いのほか多く速い

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