技報No.3 eBook | ヤマハ発動機
30/97

 4−7 駆動系 4−7−2 クラッチ これも、軽量化を狙い設計をスタートした。2505.車体関係主要諸元した。加工関係では,FMS加工と言って, NC 4−7−1 キックスタータ 軽量化,コンパクト化を最優先に,DTI25L/ 4−7−3 ミッション 最軽量ミッションとすべく,軸間距離を,ベア 2−7−4 シフターある。る事ができた。なり過ぎると思われた。一 方RZの18インチは,安定性に優れるものの,一 26一ー リング向上の為,シフトカム左側軸受にもベアリングを採用した。ー シーモデルは,全て16インチであったが,TZし,その分シフトカムを,クランク室壁側に沿わせ,コンパクト化を計った。また,チェンジフィの市販車,レーサーの動向を踏まえ,以下の様に行なった。(図B−1参照)(表B−1参照) 軽量化の為には,可能な限り短かくしたい所であるが,あまり短かくすると,外乱に対し,敏感になり過ぎる。又,前輪分布重量を稼げない等の進めた。最終的には,二次減速比 チェーンリンク数との関係から1375mmとなった。 サーキット走行を考えると,前輪重量分布は,市販レーサーTZ250の50%+αは無理としても、出来る丈50%に近付ける事が,操安性上好ましい。RZに比べ,フロントブレーキがダブルからシングルに,又ホイールベースが短かくなる等,前輪重量分布増加に対しては不利な要素が多い為,エンジンを極力前方へ搭載した。前車軸からクランク軸迄の寸法は,RZより約25mm短かくなっている。その他の部品レイアウトにも注意した結果,装備状態での前輪重量分は,目標通りの50%とす フロントホイール径は,RZ以外の2 av250c.cレRの操安性の狙いに対してはフロント廻りが軽くまた,クランク廻りでは,ベアリングの締付後の精度確保の為,メーカーの協力も得,締付け後の真円度測定を実施し,このデータに基づき,ケースの締付けトル久及びベアリングの仕様を決定テープに依る無人に近い加工設備で加工するもので,非常に合理化された,設計者にとっても,設変に対し対応のきく(?),ありがたい加工方法でCのアセンブリをべ一スに設計した。キック関係は,始動性,耐久性とも一切問題は無く,ほとんど手のかからないセクションであった。但し,当時の事情に依り,キッククランクをRZの部品を共用としたが,この部品のみは,外観上,どうにも似つかわしくなく,本来なら,もっと短かいコンパクトなキックを新設する所であった。cc専用設計という事で,現行のRZより一回リコンパクトなクラッチとし,操作性も考慮し,スプリングのセット荷重低減を計った。 操作方式は,作動の確実なラック&ピニオン方式とし,ドライサンプと相まって,クラッチ切れの良い,操作性の高いクラッチに仕上った。リング、締付けネジサイズを考慮に入れて,上下割りケースで可能な最小のピッチを設定した。 各遊動ギャ,及び摺動ギャは全て,軸オイル孔よりの強制潤滑方式をとっている。 ミッションレシオは,現行のRZと同様なクロスレシオミッションである。 シフトフォーク支持のガイドバーを一本方式と 主要諸元の決定は,現行のRZを基本に,最近 5−1 ホイールベース事がある為,RZより15mm短かい1370mmで計画を 5−2 装備時前後輪1量分布 5−3 ホイール及びタイヤサイズ

元のページ  ../index.html#30

このブックを見る