技報No.3 eBook | ヤマハ発動機
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糊静棚輪GENESIS従来構造た。図27 ジェネシス・レイアウト図28 ストレート・インテーク・ポート一 16一効率も上がりました。ー ムの採用により高剛性を確保し,そして,キャブ当たりの心配のないニーグリップは細くでき,上にキャプレタとエアクリーナ,その後ろに燃料タンクを低位置に配置しました。 この結果,今まで並列4気筒の泣き所であったキャブレタ,エアクリーナとライダーのニーグリップの干渉問題が解消され,エアクリーナからキャブレタ,そしてシリンダヘッドまで,横から見ても前から見ても正に真っ直ぐな吸気ポートが実現でき吸気通路低抗を小さくできました。(図28) 又,エアクリーナも20%以上の容量アップが可能になり,さらにエンジンやラジエタからの熱風に影響を受けない冷気を吸うことにより,充てん 車両全体重量の中でエンジンと燃料タンクは,それぞれ30%と10%も占めています。この2つのレイアウトを変えたことにより,低重心,マスの集中化,前後分布荷重の50:50化が実現できまし 図29は,重心位置を比較したものですが,従来に比べ,重心位置がかなり低くなったこと,さらに,燃料タンク内のガソリンの有無による重心移動も少ないことがわかります。 これらに加え,フレームは,ステアリングヘッドとリアームピボットを一直線で結ぶワイドフレスリムなライディングポジションが可能となり,当初の目標を達成できました。 これでおわかりの通り,ジェネシスの高い目標達成の為には昔と違ってエンジンとボディを切り離しては考えられません。むしろ,お互いを有機的に結合して,車両トータルとしてどうあるべきかを模索する時代に入ってきているのです。

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