3.安定性に寄与する要因について現するのに必要なトルク値は,2.5〜5.Okgmる。ている。としては, { ○タイヤトを占めている。 (1)安定性に大きな影響を与えるのは,「タイヤ」, 「車輌諸元」,「剛性」だと述べた。このうち, しかし, ある。一 35一り中心軸が異なれば,剛性値も同じスケールでは評価できないからである。 タイヤは安定性への寄与率が最も大きく、重要であり,実際の商品開発においても大きなウェー タイヤコーナリングフォース,横剛性etcのいわゆるタイヤ特性と,M/C諸元とのマッチング,前後輪のバランスなどが,ダイレクトに車輌性能に影響する。安定性(ウィーブ,手放しシミー)と操縦性の三方がらみで満足させる必要があり,現状,開発者の勘と経験に依る所が大であり,定量的把握が必要であり,また,難しい部門でもあ 安定性に対する“素性の良さ”を創り出すの は「車輌諸元」であろう。 ここで言う“素性の良さ”とは,タイヤ特 性の変化に鈍感な,すなわち,タイヤを選ば ない。それでいて安定性が良いモデルの事で ある。(車体の剛性は素性に含むか,否かの中 間であろうか?)設計する場合も,この車輌 諸元をどのようにすれば安定性が良くなるか がポイントになる。 車輌諸元の要素には多くのものがあり,こ れらのうちのいくつかについては,経験的に, 操安性に対する寄与傾向が把握されている。 ●多くの諸元要素が絡みあっている。 ●1つの諸元変更は必ず他の諸元に関係し, 分離不能 ●デザイン,レイアウトからも多くの要求が ●複雑な特性を持つタイヤを持っている。 ●操縦性,安定性(ウィーブ,手放しシミー) を満足させねばならない。モード・データを用いて,台上振り剛生試験を行った。この結果,実走の歪み値を再であったようであり,ヒ記のタイヤにより発生しているサイドフォースと対応かとれ安定性に対して,特に大きな影響を与える要因 ○車輌諸元 ○剛性 などがある。安定性と言えば,どうしても触れなければならないのが「剛性」の問題である。剛性は安定性に対し,大きな影響を持つ事は明らかである。 一般的には,剛性を上げる方が安定性に効果があると言われており,実際、剛性upで対処してきた例が多い。但し,絶対値的にいくつあれば良いかは定かではない。 例えば,フレーム剛性が大型車平均の2倍以上と非常に高いにもかかわらず,市場で問題とされたB車の例もある。 これは安定性においては“剛性値”が全てではないという事であり他の諸元とのからみなど,Tota1で安定性は決まるものであり,与えられた諸元において,フレーム剛性がどこまで寄与し得るのか,その範囲を越えて剛性upをして剛性値を上げても大きな効果はなく,逆に操縦性の悪化,重量upに結びつくだけになってしまう。 「剛性値は与えられた諸元において最低限、いくつ以上であるべきか」を良く見極めて,適正な剛性値を設定する必要がある。またウィーブ挙動中は,タイヤ接地点に加わるサイドフォースによるモーメントにより,何らかの振りが発生しているが,その入力に対して,フレームそのものの最も振れ易い中心軸がどこにあるかは,影響大と思われる。振 3−1 剛性について 3−2 タイヤについて 3−3 車輌諸元について
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