1.ま え が き 2−1 安定性とは2.安定性と,その挙動解析る。ある。〈方法の設明〉 「操安性」には,内容的に「操縦性」と「安定性」という二つの意味がある。持っている。 (1)高速直進走行時や高速コーナリング走行時で一 29一 「操縦性」とは,さまざまな走行条件における取り廻し易さ,走行ライン取りのし易さなどを言うもので,M/C自身の特性と,ライダー側の乗り方,技量,好みなどが絡みあい,巾広く,深い意味を 「安定性」は,高速での直進走行,コーナリング走行や,中速〜低速での手放し時の「振れ」など,異常挙動の発生し易さ,収束性の良否などを言う。 両者ともライダーの快適性,安全性などの面から,商品性の重要なポイントの一つとなっている。 ここでは,実験により行なった安定性に関する挙動解析,安定性レベルの定量把握,操縦性の定量把握などの試みについて述べる。 近年の市場及び商品開発時に安定性に関して問題とされる項目には二種類がある。それは, の1〜4Hz程度のゆっくりした車全体の振れ。 (2)中速〜低速走行での手放し状態で発性する6 〜10Hz程度の,激しいハンドル振れ,である。 前者は,ウィーブと呼ばれており,車速が1二がるに従って,その減衰性は悪化し,振れ易くなる。また,その挙動周波数は一般に高速になるに従って高くなる傾向がある。また,この振れは,何らかの“外乱”により引き起こされる。外乱とは, 安定性レベルの低いM/Cでは,ただ直進しているだけで自励的に発生してしまうが,この場合は,路面の小さな凹凸が外乱となっていると考えられ 後者は,手放しシミー,またはウォブルと呼ばれており,中速以下(大型M/Cの場合,100km/n以下)で減速するに従って振れ出す。ウィーブの場合と同様外乱によって引き起こされるが,路面凹凸の外乱で自励的に発生する場合が多いようで※注)ウィーブ,ウォブルというのは,二輪車の 振動モードにつけられた一般名である。 ウィーブ挙動が発生した場合,ライダーは“車体がグニャグニャする”ような感じを受けるが,り,これを調査する事になった。 車体全体の動きを把握するために,モーダル解一 体どのような動きなのか? どの程度の大きさか? 車体が歪んでいるのか? などの疑問があ例えば,横風路面の凹凸,ライダーの動き,パワーON/OFFetc,が考えられる。 2−2 挙動解析について†《一 ▲ 目《 目《 零ー《〉1・《1》1ー《》1ー《トー1》第3技術部技術32課鈴木雅美《ーー十di一Ψ一Ψ一一Ψ一・Ψ一》一Ψ一Ψ・一Ψ一Ψ一一Ψ一Ψ一Ψ一一》一Ψ一〉一・Ψ一〉一Ψ《/ \二輪車の操安性について
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