写真7田で1日時化待ちを行ない,2月22日風速15〜20秀なることを実証した。そして、3月3日現地に一 13一は,嬉しい限りである。ライブ等が開発されている。いる。小は,4.9メートルから,大は28メートル,なう予定である。また,推進方式については,さらにウォター・ジェットの推進効率を高めていくことも必要であるが,コストおよびウォター・ジェットのダクト内の水の重量の問題から他の方式の開発が必要であろう。諸外国では,すでに附加物抵抗を無くすために,サーフェイス・プロペラを使った,ステップ・ドライブやアーネッソンド 我々は,現在4名のチームでこの船を始め,官公庁船,および大型レジャー・ボートを設計してまた用途も業務用からレジャー用迄非常に幅広い仕事を行なっている。特に大型レジャーボートについては,ヤマハ蒲郡オリジナル商品として工場を挙て取組んで,現在3隻目のテストが終わり最終仕上げを行なっている。サイズ的にも船舶安全法および船舶職員法から,レジャーボートとしては、最大のものでインテリアも日本楽器の家具事業部とタイアップし,最高級のボートを目指している。ニーズウォンツが多様化する中で,御客様の夢を現実の型にしていくのがこの商品である。 船の設計は,やさしくまた難かしい,大変矛盾した事を言っているが,それは相手が海であり,波の運動が全く不規則な為である。したがって基本となるのは,センスであると思う。センスは,海を通じて磨かれ多分に経験工学である。造って見て走らせて,後から理論付けるという方法である。したがって,海に良く精通したデザイナーにとっては,やさしく,始めから理論的に詰めようとするデザイナーにとっては非常に難かしい。我々のグループは,船の設計をライフ・ワークとしてとらえている者ばかりで,機会ある毎に海に出て良い船造りの匠の集団を目指して頑張っている。 以上,ウィヌ、キー片手に開発中の楽しみや苦しみを種々思い浮かべながら書いた為に散文となり,大変読みずらくなった点を御詫びする。 本船は,2月19日蒲郡港を出航し,下田,勝浦に寄港して,2月23日無事土浦港へ入港した。下メートルの春一番の強風が吹き荒れる中を,相模湾,東京港を乗り切り,難所の野島崎沖では船が完全に波間に隠れ,船の頭上をまともに波が越して行く様な状況の中を無.事に走破し、耐候性の優てレセプションを行ない,17日より営業運航を始めた。新聞・テレビでもたびたび取り一Lげられ,御客様の評価もかなり良いと聴き,設計者として EXPO’85に相応しい,暫新なスタイルとインテリアを持つこの船は,ウォター・ジェットを始めとし,その他種々な新しい試みを盛り込み,短時間の開発期間の内で完成することが出来,大きさ,性能共に国内随一のウォター・ジェット旅客船を生み出せたのは,本船建造に関係した全ての人々の強力な御支援があったからで,ここに本誌面を通じて厚くお礼申し上げる。 おわりに,今後本船が増々多くの人々に利用され,末永く安全な航海を続けられる事を祈る。
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