YP250 Majesty
四輪セダンのような上質なデザインと快適な居住性で、ビッグスクーターカテゴリーを形成するその主役となった。企画時からデザイナーも参加して、東京のベッドタウンから都心までの二輪車通勤、電車通勤を体験するなどさまざまな検証を行った。人間工学に基づくシートと可変バックレストの形状、空力特性に優れたフェアリングや収納スペースといった快適機能とともに、週末のツーリングにも夢を広げた。
阪神淡路大震災発生
インターネット普及
舟艇デザイン部のデザイナーがエルム・デザインに転籍
日本デザイン機構設立
車いす電動化ユニットの第1号機JW-1を発売
携帯電話普及
環境2000年プランを策定
アルゼンチンにYMARGを設立
GK展を開催
国内販売会社を統合しYMMJを設立
本社敷地内にコミュニケーションプラザを開設
ベトナムにYMVNを設立
ペルーにYMDPを設立
環境アクションプラン「Eco-Cite YAMAHA」を策定
トヨタ自動車(株)との資本提携、業務提携を強化
UX専門コンサル会社の設立によりデザインの概念が大幅に拡大
第5代社長に長谷川至が就任
エレクトリックコミューターの第1号機Passolを発売
台湾のYMTに日本向け50ccスクーターの生産を移管
YAMAHA CCS21運動を開始
米・ネバダ州の南東に位置するラフリンリゾートは、コロラド川のほとりにある小さなカジノタウン。照りつける陽光で灼けた肌をクールダウンさせるのは、豊かな水量を誇るコロラド川の冷たい流れだ。水面には色とりどりのウォータービークルが浮かび、父子でボートフィッシングを楽しむ姿も見える。ウォータービークルの先行調査のためラフリンを訪れていたデザイナーの頭の中で、ヤマハ初となるジェットボートのアイデアが弾けた。ビーチリゾートの沖合で海遊びの基地となる新しい乗りもの、そんな楽しそうなイメージが広がっていった。その一方で日本では、フィッシングやトーイングといったさまざまなスポーツ&レジャーで活用の可能性を探るなど、ジェットボートの登場は、あらためて水辺と乗りものの在り方に思いを馳せる機会となった。