MORPHO
機械から人間に近づいていく。
人とマシンの一体感をテーマに、機械から人に近づいていくというパーソナライゼーションの思想を具現化。インターフェースという観点から、タッチポイントであるハンドル、シート、ステップの可変によってライダーの体格差や走行シーン別の対応を可能にした。特徴的なハンドルの可変機構は、カメラの三脚からヒントを得たもの。デザイナーから発信したヤマハ初のショーモデル。
[創案][習作]そのメッセージを世に問う。
タイ市場に導入したFioreのティザーモデルとして、その2年前のバンコクインターナショナルモーターショーに出展。置いてある時は美しい球形を目指し、オブジェの楽しさとともにシートの汚れの低減や盗難抑止に貢献する。シンボリックな卵型の内側/外側の有機的な色分けも美しい。 ガジェット感覚の△□○×。 市販モデルPassolの市場導入と前後して、ヤマハはEV二輪のパイオニアとしての地位を固めていく。その過程では、EVならではのさまざまな可能性を世に問い、東京モーターショーはその代表的な舞台となった。究極のシンプルはスタティックな幾何学形態。IT端末などを中心にガジェット感覚の道具が増える中、これを意識したシリーズを連続して紹介した。