YZR-M1（0WS8）

2年連続三冠達成マシン

開発ではタイヤパフォーマンス向上、動力性能と燃費の改善を主眼とした。またこの年からのタイヤ使用本数制限や、エンジン基数制限に呼応。タイヤを最大限に引き出すためのディメンションの見直しや、その観点でのEMS改良を行った。ホイールベースは延長、ライダー重心位置を下げ、ライダーのポジションを前寄りとし前後輪重量配分を最適化。フレームは、縦・横・ねじれ剛性バランスを再検証、形状も変更しブレーキング時と旋回時の安定性向上を図った。エンジンはエアボックス形状変更、燃圧向上、燃焼室形状変更、フリクションロス低減などを施し、ピークパワー4％、最大トルク3％を向上。また燃焼状態の改善はクランク慣性マス約10％アップに繋がり、ドライバビリティを向上させた。最適燃焼状態とピストン冷却の効率性を向上させピストン温度低減化を達成、パワーダウンなどの悪影響を受けることなく従来型比で倍の走行距離を可能にした。

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• フルバージョン
• アイドリングバージョン
• 通過バージョン
• 始動バージョン

 

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  • ・排気量 - 800cc
  • ・最高出力 - 200hp以上

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  2009年

  優勝4回	Jorge Lorenzo	Fiat Yamaha Team	日本、フランス、インディアナポリス、ポルトガル
  優勝6回	Valentino Rossi	Fiat Yamaha Team	スペイン、カタルニア、オランダ、ドイツ、チェコ、サンマリノ