YZR-M1（0WR3）

2005年型のコンセプトを継承、さらに熟成させることが開発目標となった。ボア・ストロークを変更、新たにFBW（フライ・バイ・ワイヤー）を採用しEMSの扱い易さを向上。回転数向上と出力アップを達成したポイントがEMSの熟成だった。2気筒分について電子制御を行っていた従来の2×2のICSシステムに替え、4気筒すべてのスロットルバルブ作動を電子制御で行なうフライ・バイ・ワイヤーシステムを投入。コースでの効率的で機敏なセッティングが可能となった。またトルク制御、エンジンブレーキ制御、ウィリー制御、スタート制御などの熟成を図り織り込まれた。さらにシリーズ中にもニュースペックを投入、最終的には従来比では最高回転で400rpm、最高出力で約5PSアップを達成。フレームも新設計され、リアアームマウント廻りが新設計となっている。

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