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2016年12月期 第3四半期連結業績の概要について

2016年11月2日発表

第3四半期連結業績について

 ヤマハ発動機株式会社の当第3四半期連結累計期間の売上高は1兆1,328億円(前年同期比934億円・7.6%減少)、営業利益は889億円(同161億円・15.3%減少)となりました。
 先進国事業においては、円高影響により前年同期比で減収・減益となりました。一方、新興国二輪車事業においては、インドネシアやブラジルでの販売台数減少により売上高は減少しましたが、営業利益はプラットフォーム化推進などのコストダウン効果や商品ミックス改善などにより増益となりました。
 経常利益は776億円(前年同期比236億円・23.3%減少)、親会社株主に帰属する四半期純利益は482億円(同8億円、1.6%減少)となりました。
 なお、第3四半期連結累計期間の為替換算レートは米ドル109円(前年同期比12円の円高)、ユーロ121円(同14円の円高)でした。

セグメント別の業績について

二輪車

 二輪車事業全体では、売上高6,992億円(前年同期比850億円・10.8%減少)、営業利益286億円(同48億円・14.3%減少)となりました。
 先進国の販売台数は、日本や欧州で増加しましたが、北米での計画的な流通在庫圧縮により全体ではほぼ前年並みとなりました。
 新興国の販売台数は、インド・ベトナム・フィリピンなどで増加しましたが、インドネシア・ブラジルでは市場低迷の影響などで減少しました。これらの結果、二輪車事業全体の売上高は減収となりました。
 営業利益はプラットフォーム化推進などのコストダウン効果や商品ミックス改善などにより新興国では増加しましたが、先進国では円高影響を受けて減少し、全体では減益となりました。


マリン

 マリン事業全体では、売上高2,305億円(前年同期比67億円・2.8%減少)、営業利益459億円(同66億円・12.6%減少)となりました。
 船外機の販売台数は、北米では大型モデルを中心に増加したものの、欧州では主にロシアで減少しました。円高影響により減収・減益となりましたが、営業利益率は20%を維持しました。


特機

 特機事業全体では、売上高1,113億円(前年同期比53億円・4.6%減少)、営業利益50億円(同56億円・52.9%減少)となりました。
 円高影響、スノーモビルの販売台数減少などにより、減収・減益となりました。


産業用機械・ロボット

 産業用機械・ロボット事業全体では、売上高342億円(前年同期比6億円・1.7%減少)、営業利益56億円(同5億円・7.8%減少)となりました。
 サーフェスマウンターの販売台数がアジア・日本で減少したことなどにより、減収・減益となりました。


その他

 その他の事業全体では、売上高575億円(前年同期比43億円・8.0%増加)、営業利益38億円(同14億円・60.1%増加)となりました。
 電動アシスト自転車では、欧州向けE-kit(電動アシスト自転車用ドライブユニット)の輸出が伸長し、その他の事業全体で増収・増益となりました。



連結業績の見通しについて

 2016年12月期通期の連結業績予想につきましては、2016年8月4日の第2四半期決算発表時に公表した予想(売上高1兆5,000億円、営業利益1,050億円、経常利益950億円、親会社株主に帰属する当期純利益600億円)を変更していません。
 また、通期の為替レート、米ドル106円(前期比15円の円高)、ユーロ117円(同17円の円高)の前提も変更していません。


(注)

2016年12月期第1四半期連結会計期間から、従来、「販売費及び一般管理費」「営業外収益」および「営業外費用」に計上していた販売金融関係の収益および費用を「売上高」「売上原価」および「販売費及び一般管理費」に計上することに変更いたしました。
この表示方法の変更を反映させるため、前第3四半期連結累計期間および前連結会計年度については、四半期連結財務諸表および連結財務諸表の組み替えを行っています。

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