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新設計4ストロークエンジンを国内市販オフロードモデル初のアルミ製フレームに搭載 高次元な走りを達成したヤマハ「WR250R」 新発売

2007年9月6日発表

 ヤマハ発動機株式会社は、250ccの新設計水冷4ストロークDOHC単気筒4バルブ・F.I.採用エンジンを、国内市販オフロードモデル初のアルミ製フレームに搭載し、高いオフロード走行性と快適な市街地走行性を備えた新製品、ヤマハ「WR250R」を2007年11月16日より新発売する。
 「WR250R」は《オフロードでのYZF-R1》をモデルコンセプトに開発した製品で、新設計小型高性能エンジン、アルミ製フレーム、アグレッシブかつ斬新なスタイリングなどが特徴となっている。


※YZF-R1=1,000ccエンジンを搭載したヤマハモーターサイクルの<スーパースポーツ>カテゴリーにおけるフラッグシップモデル。



製品写真

ヤマハ「WR250R」


名称

ヤマハ「WR250R」

発売日

2007年11月16日

カラーリング

■ディープパープリッシュブルーソリッドE(ブルー)
■パープリッシュホワイトソリッド1(ホワイト)

販売計画

3,000台(年間、国内)



商品概要

 今日、国内の軽二輪市場ではビッグスクーターが約6割のウエイトをもつが、他方スポーツバイク系も多彩なモデルで賑っている。中でもオフロード系は“良好な取り回し性や扱い易いパワー感”で根強い人気がある。とりわけ初代型発売から10年以上を経ているヤマハの「DT200WR」や「DT230 ランツァ」など高性能モデルが今日でも根強い人気があるように、より優れたオフロード性能への期待が大きい。

 新発売の「WR250R」は、上記背景の中、従来の軽二輪(250cc)オフロードイメージを大きく超えたパフォーマンスを備えるモデルとして、【オン・オフカテゴリーのYZF-R1の具現化】を企画のテーマに開発したモデルである。高いパフォーマンスを発揮できるエンデューロモデル並みの性能と、日常領域での走行で快適なエンジン・車体性能を、従来のオフロードモデルとは一線を画した新スタイルに調和させている。



主な特徴

1)新開発の水冷・4ストローク・DOHC・4バルブエンジン
 250ccの新開発エンジンは、11.8:1の高い圧縮比から10,000rpmで最高出力を発揮する高回転タイプで、この高性能を達成するポイントが素早い火炎伝播で良好な燃焼をもたらす4バルブのコンパクト燃焼室である。吸気バルブにはチタン製を採用し、高回転でのカムシャフトへのバルブ追従性と最適リフト量を達成した。

2)ダウンドラフト・ストレート吸気とF.I.(フューエルインジェクション)
 効率よい吸入空気量確保による優れたレスポンスを実現するためダウンドラフト・ストレート吸気方式を採用した。吸気制御バルブを設け供給空気を最適化、排気効率デバイスEXUPの作動と相互に連動させトータルな吸排気系統合制御を行っている。また燃料供給には、ヤマハ軽二輪スポーツモデルとしては初のF.I.を採用した。

3)優れた走破性を引きだす新設計3分割セミダブルクレードルフレーム
 フレームには、重量バランスと強度・剛性特性に優れるセミダブルクレードル型のアルミフレームを新設計し採用した。3分割式のフレーム構成で、アルミ製のメインフレームと鋼管製のダウンチューブ/リアフレームが組み合される構成となっている。市販コンペモデルの「YZ250F」「WR250F」で採用のアルミ製フレーム技術を適用しており、メインフレームは前後ふたつの鋳造アルミパーツと鍛造アルミパーツを相互に高精度で溶接したユニットである。 また軽量化および、優れたサスペンションの追従性を実現するため、アルミ製のリアアームを採用した。

4)優れたクッション性能を引き出すフロントサスペンション(フルアジャスタブル式)
 車体剛性部材としての機能と優れたクッション性を達成するため、インナーチューブ径46mmで270mmのストロークをもつ倒立式フロントフォークを採用した。この大径フォークとの剛性最適化と軽量化を図るため、アンダーブラケット、ハンドルクラウンに加え、ステアリング軸にもアルミ材を採用し、優れたハンドリング特性を達成している。

5)リンク式リアサスペンション(フルアジャスタブル式)
 リアには大径シリンダーのリンク式サスペンションを採用した。リンクレシオの最適化で、ホイールトラベルは余裕の270mmを確保。軽量アルミ製リアアームとのマッチングで、優れたクッション性能を引き出している。なおイニシャル荷重調整機構及び、伸圧双方の減衰力調整機構を備え、走行環境や好みに合わせた調整が可能となっている。

6)デジタル表示液晶小型スピードメーターの採用
 メーターは視認性・操作性を徹底追求し、既成のイメージを払拭するデザインで新規設計した。基本機能はコンペティションモデルWR250Fに採用のデジタルメーターがベースで、小型で視認性に優れたデジタル表示パネルと良好な操作性が特徴。「基本モード」・「計測モード」のふたつ機能を搭載しており、とくに「計測モード」にはストップウォッチ・距離補正トリップなど走行ペースマネジメントに欠かせない機能を設けた。



ヤマハ「WR250R」主要仕様諸元
 型式/エンジン型式  JBK-DG15J/G363E
 全長×全幅×全高  2,190mm×810mm×1,235mm
 シート高  895mm
 軸間距離  1,425mm
 最低地上高  300mm
 乾燥重量/装備重量  123kg/132kg
 舗装平坦路燃費  34km/L(60km/h)
 原動機種類  水冷・4ストローク・DOHC・4バルブ
 気筒数配列  単気筒
 総排気量  249cm3
 内径×行程  77.0mm×53.6mm
 圧縮比  11.8:1
 最高出力  23kW(31PS)/10,000r/min
 最大トルク  24N・m(2.4kgf・m)/8,000r/min
 始動方式  セル式
 潤滑方式  強制圧送ウエットサンプ
 エンジンオイル容量  1.5L
 燃料タンク容量  7.6L
 燃料供給  燃料噴射式
 点火方式  T.C.I.式
 バッテリー容量/種類  12V、6Ah(10h)/YTZ7S
 1次減速比/2次減速比  3.120/3.307
 クラッチ形式  湿式多板コイルスプリング
 変速機形式  常時噛合式前進6段リターン
 変速比  1速2.642 2速1.812 3速1.318
 4速1.040 5速0.888 6速0.785
 フレーム形式  セミダブルクレードル
 キャスター/トレール  27°20′/ 113mm
 タイヤサイズ (前/後)  80/100-21M/C 51P/120/80-18M/C 62P
 ブレーキ形式 (前/後)  油圧式シングルディスク/油圧式シングルディスク
 懸架方式 (前/後)  テレスコピック/スイングアーム
 ヘッドライト  ハロゲンバルブ/12V、60W/55W×1


ヤマハ「WR250R」フィーチャーマップ

フィーチャーマップ


メーカー希望小売価格

ヤマハ「WR250R」

701,400円
(本体価格668,000円/消費税33,400円)

※沖縄を除く。メーカー希望小売価格(リサイクル費用含む)には、保険料、税金(除く消費税)、登録などに伴う諸費用は含まれない。


>> ヤマハ「WR250R」製品情報はこちら


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