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シンプルでユニークなスタイリングに大容量収納スペースを実現 ヤマハ「VOX XF50」新発売

2006年3月30日発表

 ヤマハ発動機株式会社は、“平成18年排出ガス規制”に適合する環境性能を備えた4ストロークSOHC・FI(フュエルインジェクション)エンジン搭載の原付1種スクーターの新製品、ヤマハ「VOX XF50(ボックス)」を2006年5月30日より新発売する。

 「VOX XF50」は、シンプルでユニークなスタイリングに大容量収納スペースの具現化を照準に開発したモデルで、ヤマハ50cc初のFI採用エンジンをシンプルかつモダンで何処か懐かしさのあるユニークなボディに搭載している。
 主な特色は、1)水冷4ストローク・3バルブFIエンジン採用による優れた環境性能と市街地での快適な走行性、2)開口部の広い横開き式シートとテニスラケット※も収納可能な前後に長い大容量トランク、3)フラットなサイドカバー等を特徴とする個性的ボディ、4)存在感ある前後ファットタイヤ採用による優れた走行性、5)ライディングポジション自由度のあるロングシートと幅広パイプハンドル(フロントまわりの全てがハンドル操作に連動して可動)、6)鍵穴をふさぐキーシャッターによる盗難抑止機能、などである。なお本製品の製造はヤマハモーター台湾(株)で行う。(※サイズによって収納できないものもある)



製品写真

ヤマハ「VOX XF50」


名称

ヤマハ「VOX XF50」

発売日

2006年5月30日

カラーリング

■グリニッシュホワイトメタリック1(ホワイト)
■ライトオレンジメタリック5(オレンジ)
■ダルブルーメタリック8(ブルー)
■ブラックメタリックX(ブラック)

販売計画

10,000台(年間、国内)



商品の概要

 国内二輪車の総需要は年間約74万台あり、その中で6割強を占めるのが原付一種で、主力はスクーターとなっている。この中でヤマハはファッションスクーター「ビーノ XC50」、スタンダードスクーター「ジョグ CV50」、ミセス向けの「ジョグポシェ YV50H」、手頃価格の「BJ YL50」、エレクトリックコミューター「Passol-L」「EC-02」などをラインナップし幅広いお客様から支持を得ている。(※2005年実績)

 こうした中、近年は速度や出力等の性能にこだわらない「個性的なスタイリング」「ゆったり快適な乗車ポジション」「クラスを超えた余裕の収納スペース」「肩肘張らない存在感」といった要素を求めるヤングトレンドが著しい。この傾向は軽二輪スクーターを中心に支持を集めるビッグスクーターのニーズと同じ傾向である。こうしたニーズに応え開発したのが「VOX XF50」である。シンプルでユニークなスタイリングと大容量の収納スペースを兼ね備え、市街地での優れた走行性、楽な乗車ポジションなどが特色となっている。



主な特徴

1)FI採用エンジンによる市街地でのストレスない走行性
 ヤマハ50ccスクーター初となるFIを採用した水冷4ストロークの3バルブ(吸気2、排気1)SOHC単気筒オートマチックエンジンを採用した。“平成18年排出ガス規制”に適合する優れた環境性能、燃費性能、市街地で扱いやすい出力特性を達成している。FIシステムには、吸気通路の圧力変位から運転状況を検知する小型最新センサーを採用したほか、小型インジェクター、フィルター類のモジュール設計などで軽量コンパクト化を図っている。3バルブ燃焼室との相乗効果で、優れた燃料効率、燃費性能を達成している。


※ご参考/平成18年排出ガス規制 (原付1種新型車:平成18年10月1日、継続車・輸入車:平成19年9月1日)

一酸化炭素(CO) 炭化水素(HC) 窒素酸化物(NOx)
改正前 新規制値 改正前 新規制値 改正前 新規制値
13.0 2.0(▲85%) 2.00 0.50(▲75%) 0.30 0.15(▲50%)

※測定モードは二輪車モード(g/km)、▲は削減率


2)横開き式シート&大容量トランク
 テニスラケット、スニーカー箱、デイパック、A4ファイルなどを収容可能な大容量トランクをシート下に設けた。シート部とテールカウル部が一体で開閉するので、収納物を容易に出し入れできる。(※サイズによって収納できないものもある)

3)シンプルなサイドカバーを特徴とする個性的スタイル

 さりげなく存在感を引き出すフラット面基調のボディを採用した。シンプルかつモダンで、スピード感を控えた雰囲気が特徴である。また、フロントマスクのデザインは個性的な丸型ヘッドライトが特徴である。

4)前後ファットタイヤ採用による快適な乗り心地
 存在感を演出し優れたグリップ性をもつ前後120/90-10インチ・ファットタイヤを採用した。良好なクッション性をもつテレスコピックフォーク、タフなリアサスペンションとの相乗効果で心地良い乗り心地を生み出した。

5)ロングシートと幅広タイプのパイプハンドルによる自由度のあるポジション
 ゆったりした乗車ポジションが可能で、ヒップポイントの自由度が広いロングシートと幅広タイプのパイプハンドル採用により、市街地でのゴー&ストップの連続でも疲労度が少ない乗車が可能である。

6)盗難抑止機能
 鍵穴をふさぐキーシャッター装備により盗難抑止機能を備えた。



ヤマハ「VOX XF50」主要仕様諸元

 型式/エンジン型式  JBH-SA31J/A308E
 全長×全幅×全高  1,855mm×685mm×1,045mm
 シート高  735mm
 軸間距離  1,280mm
 最低地上高  115mm
 乾燥重量/装備重量  83kg/88kg
 舗装平坦路燃費  65km/L(30km/h)
 原動機種類  水冷・4ストローク・SOHC・3バルブ
 気筒数配列  単気筒
 総排気量  49cm3
 内径×行程  38.0mm×43.5mm
 圧縮比  12.0:1
 最高出力  3.8kW(5.2PS)/8,000r/min
 最大トルク  4.6N・m(0.47kgf・m)/6,500r/min
 始動方式  セル・キック併用式
 潤滑方式  強制圧送ウェットサンプ式
 エンジンオイル容量  0.8L
 燃料タンク容量  4.5L
 燃料供給  電子燃料噴射(フュエルインジェクション)
 点火方式  T.C.I.式
 バッテリー容量/種類  12V-4Ah(10h)/YTX5L-BS(MF)
 1次減速比/2次減速比  3.846/3.583
 クラッチ形式  乾式内拡重錘式
 変速機形式  Vベルト式無段変速
 変速比  3.087~0.945
 フレーム形式  バックボーン(パイプ)
 キャスター/トレール  26°00′/84mm
 タイヤサイズ (前/後)  120/90-10 57J/120/90-10 57J
 ブレーキ形式 (前/後)  ドラム式/ドラム式
 懸架方式 (前/後)  テレスコピック式/ユニットスイング式
 ヘッドライト  ハロゲンバルブ/12V、35W/35W×1


ヤマハ「VOX XF50」フィーチャーマップ

フィーチャーマップ


メーカー希望小売価格

ヤマハ「VOX XF50」

210,000円
(本体価格200,000円/消費税10,000円)

※沖縄を除く。メーカー希望小売価格(リサイクル費用含む)には、保険料、税金(除く消費税)、登録などに伴う諸費用は含まれない。


>> ヤマハ「VOX XF50」製品情報はこちら


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